子どもの頃はラジコンに憧れていて、車や飛行機のラジコン操縦を夢見ていた。鉄人28号というアニメの影響もあって憧れていたのだが、昭和40年代に幼少年期を過ごした私にとってラジコンは高嶺の華だった。そういう経験があるからなのか「ラジコンは高い」という固定観念があったが、最近人気のドローンでも手頃な価格で結構遊べるものがあって驚かされた。
手軽に楽しめる「HOLY STONE HS-160」
先日購入したのが「Holy Stone ドローン HS160」というドローンだ。価格は7,000円程だったので、思ったよりも安いなという印象だった。
以前、マイクロドローンという超小型のドローンを買って遊んだことがあるのだが、飛び方が安定せず、操縦が難しくて色々なところにぶつけているうちにすぐに壊れてしまった。それ以来ドローンには手を出していなかったのだが、ふとしたご縁で大型ドローンによる作業を見る機会があり、ドローン熱が沸々と込み上げてきた。
そこで手頃な価格でそれなりに遊べるドローンを探してみたところ、この機種がまずまずだということを知り購入してみた。
品物が届いた時には思いがけずコンパクトだなという印象だった。機体はプロペラ部分が折り畳み式になっているので、持ち運ぶ時や仕舞っておくときにかさばらず便利だ。また、思ったよりも軽いのだが、室内で飛ばすことを考えれば十分だろうし、壁やふすまにぶつかったときのダメージが少なくて良い。実際に最初は何回か壁にぶつけてしまったが、プロペラアームが可動式だからなのか、プロペラが折れたり曲がったりすることがなかった。
バッテリーは2個付いており、ひとつで約20分程度のフライトが可能だ。また、スマホに専用のアプリをインストールすればスマホで操縦することも出来るし、写真撮影や録画を行うことも出来る。
機体の操作もボタンひとつでプロペラが低速で回り、その後送信機のスロットルレバーを倒すことで上昇する。上昇後にスロットルを離しても高度を維持してくれるので、初心者の私でも何とか操縦することができた。
まだほんの数回しか飛ばしていないので動画撮影もままならないが、フワフワと浮いているドローンを操縦することで子どもの頃のワクワク感を思い出した。なかなか楽しめるおもちゃだ。動画や写真を上手に撮影することが出来るようになったら、折を見てご紹介させていただきたいと思う。
ワクワク感を大切に
今回ドローンを買ってみて思った以上にワクワクしたし、操縦していて汗をかくほど熱中してしまった。歳を取ると色々なことに動じなくなるが、こういったワクワク感を感じるのは大切なことだなと思う。
いくつになっても新しいことにチャレンジすることは大切だし、それはほんの小さな事でも良いのだと思う。今度息子が里帰りしてきた時には、スゴいねと言われるように操縦技術を磨いておくことにしよう。