先日、ダブルクリップのことを調べていたら、以前よりも需要が増えていると知り驚いた。こういった紙資料を綴じる道具は資料の電子化で需要が減るのかと思いきや、一時的に保管することが多くなったので需要が伸びたのだとか。確かに最近の傾向として、一時的に紙資料を持ち運び保管は電子媒体で行うことが多くなったなと思う。一時的に紙資料を持ち運ぶ方法としては、クリップで止める以外にクリアファイルに入れておくという方法もあるだろう
クリアファイルごとファイリングする「クリヤーホルダーファイル」
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/katasu/clearholderfile/
文具とファニチャー用品の総合メーカーであるコクヨでは、「コクヨ クリヤーホルダーファイル KaTaSu」の販売を開始した。個人の書類を整理・活用するためのファイル用品「KaTaSu(カタス)シリーズ」の新ラインナップだ。
前述したとおり、最近ではPCなどのデジタルデバイスがかなり普及し、職場で紙資料を個人的に保存することが少なくなってきた。以前は一人一人に机の引き出しや脇机などが配置され、壁一面の書庫には一年間でかなりの冊数のファイルが並んでいた職場も多いだろう。
ところが、現在進行形の仕事に関してはまだまだ紙資料を持ち歩くという人も多いようだ。私もその一人で、仕事が完了するまではクリアファイルを個別ホルダーに入れて、仕事ごとに分類して持ち歩いている。
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/katasu/clearholderfile/
今回発売された「クリヤーホルダーファイル」は、クリヤーホルダーをそのままファイルに挟むことができるという新発想の商品だ。これなら、仕事で持ち歩いていてもばらけることがなく、また資料が痛むこともないので便利だ。
ファイルには約10冊のクリヤーホルダーを収容することができるので、たいがいのタスクであれば一冊で十分だろう。また、表紙が大きく開くので、収容したクリヤーホルダーをパラパラとめくりながら探すことができるというのも長所だ。
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/katasu/clearholderfile/
他にも、案件を記入できる背見出しや、移動時に中身を保護するフラップがつくなど、持ち運んですぐに書類を使うための工夫がなされている。カラーバリエーションは、ブルー、ブルーグリーン、ブラック、ライトブルー、ライトグリーン、レッド、ブラウン、オフホワイトの8色。価格は一冊450円(税抜)となっている。
書類を持ち運んで仕事を行うだけではなく、家庭で電化製品などの取扱説明書を入れておくのにも良いかもしれない。

コクヨ クリヤーホルダーファイル KaTaSu A4 ブルー フ-KC5720B
- 出版社/メーカー: コクヨ(KOKUYO)
- 発売日: 2018/02/13
- メディア: オフィス用品
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ファイルは「保管」から「持ち運び」に移行しつつある
先日ご紹介したキングジムの「クリアファイル カキコ A4」は、ファイリングしたまま文字を書き込むことができるという画期的なファイルだ。今回ご紹介したコクヨの製品と比較すると、保管するためのファイルではなく持ち歩くのが前提だというのが一致する点だ。
今まではどちらかというと、キングファイルに代表されるように「使い終わった資料に穴を開けて綴じる」という保管方法だったが、最近ではやはり電子ファイルで保存するのが一般的になってきたということだろう。
会議自体も資料をプロジェクターで投影し、資料は配布しないという会議も多くなった。しかし、電子ファイルをいただけるのならともかく、画面で見るだけで全てを暗記することができるわけではないので、メモをしたり資料を紙ベースでもらったりする必要が出てくる。
最近、新聞や雑誌などの紙媒体の需要が激減しているというが、個人ベースで言えばまだまだ紙の資料は手放せないということだろう。