今日が仕事納めという方も多いのではないだろうか。職種によっては年末年始も仕事という方もいらっしゃると思うが、街がお正月モードに入っていくのはやはりこの時期からだろう。大掃除やお正月の飾り付けで忙しい時期だが、一年を振り返って新たな年に思いを馳せる時期でもある。
全国各地の初詣スポットを調べてみる
いろいろな場所に出かける時に参考にしているのが、旅行情報などが掲載されている「るるぶ.com」というサイト。ここでは、年末になると「全国年末年始おでかけスポット」という特集が毎年組まれている。
地域ごとの「初詣」「除夜の鐘「初日の出」に関するスポットが紹介されていて、大晦日から正月三ヶ日にかけての外出先を考えるのに便利なサイトだ。私も毎年ご紹介させていただいているが、地域ごとに様々な情報が掲載されていて参考になる。
今年2015年の初詣ランキングは以下のとおりだが、例年どおり有名な神社には大勢の人が詰めかけている。
1位 明治神宮(東京) 約316万人
2位 川崎大師(神奈川)約302万人
3位 成田山新勝寺(千葉)約300万人)
4位 浅草寺(東京)約283万人
5位 伏見稲荷大社(京都)約270万人)
人出が多いから人気だとは言い切れないし、毎年大勢の人が詰めかけている神社は同じだなと思う。それだけ人気の神社はご利益があると信じられているのだろうし、どうせ行くなら有名な神社に行ってみようと思うかもしれない。
我が家は毎年近所に小さな神社にのんびりと参拝するが、大切なのは新たな気持ちで新たな年を迎えるということだろう。
お参りには作法がある
これも毎年ご紹介していることだが、このサイトには「お参りの作法」というページがあり、改めて昔ながらの風習や作法というものを知ることができる。
例えば手水(ちょうず)は、まずは左手から洗い、次に右手を洗い、最後に口をゆすいてから柄杓を立てて手元を洗い元に戻すなど、知っていそうで知らないことなどが書いてあって面白い。
初詣は家内安全や商売繁盛など、新しい一年をどのように過ごしたいかを心から祈るということだし、そういう機会を大切にすることが一年を大切に過ごすことにつながるのだろうと思う。
良いことも悪いこともリセットできることの良さ
日本の年末年始には、気持ちを切り替えるための良い風習がある。年末の除夜の鐘は一年間の煩悩(ぼんのう)を祓ってくれると言われているし、初詣をすることでこれからの一年を幸せに暮らせるように祈ることができる。
どんなに嫌なことがあったとしても、元旦という区切りで一年間をリセットしてこれからの一年を心新たにスタートできるというのは素晴らしいことだと思う。
失敗を振り返ってばかりでは気持ちが前に向かわないが、年末年始で「嫌なことは前の年に置いてくる」という考え方をすることで、少なからず将来に向けて気持ちが進んでいくことは間違いない。
「現状維持は後退だ」と言ったのはミッキーマウスの生みの親であるウォルト・ディズニーだが、自分の成功にしがみつかず、失敗にとらわれず、1mmでも前に進むというのは大切なことだろう。
明日からは大掃除に取りかかるという方も多いと思うが、この一年で全く使わなかったというものを思い切って捨ててしまうというのも良いだろうし、新しいものを買っておいて新年から使い始めるというのも良いだろう。
自分にとっての良いことも悪いことも、それを生かすことができるのは最後は自分だということを忘れないようにしたい。