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目標達成までもう少し!「森のようちえんに新園舎を!ログハウスを移設したい!」という取り組み

 東京では週末に木枯らし1号が吹き、季節は徐々に、そして確実に晩秋から冬に向かって動き出している。札幌では例年よりも3日早く初雪が降ったようだが、雪の多い地域では厳しい冬に備える季節がやってくる。

 新潟県長岡市も雪の多い地域だが、雨の日でも雪の日でも子供たちが自然の中で五感を研ぎ澄ませながら過ごす幼稚園がある。園児が増えてきたため園舎用のログハウス移転を計画しているが、移設費用の一部を支援するクラウドファンも締め切りが近くなってきた。

ログハウスを園舎にするという取り組み

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 森のようちえんに新園舎を!ログハウスを移設したい!

 園舎用にログハウスの移設を計画しているのは、新潟県長岡市東山にある「森のようちえん”ふたばっこ”」。東山山麓にある赤城コマランドの中で、四季を問わず青空保育を行っている幼稚園だ。代表の古川さんはシュタイナー教育を実践から学んだ方で、森の幼稚園の運営にもその知識と経験を活かしている。

 雨の日でも雪の日でも午前中は合羽を着て野外で過ごすという園児達は、自分でカマドに薪をくべたり、森の中で蜂の巣を見つけたり、森の中を縦横無尽に走り回ったりと、五感をフルに研ぎ澄ませた日々を過ごしている。

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http://plaza.rakuten.co.jp/2bacco/

 それでも午後に体を休めるための園舎は必要だが、現在のログハウスは園児の増加に伴い手狭になってきており、雪の季節を控えてもう少し大きな園舎が必要な状況となってきている。雪の多い長岡市の山間部ではなおさらだろう。

 新しい園舎の建設を検討していた”ふたばっこ”では、新潟市の方からログハウス3棟を譲り受けることになった。ログハウスを3棟譲ってくれるというのはとても素晴らしい話だが、移設するためには運搬費や移設場所の土地改良などで500万円ほどの費用が必要となるそうだ。

 大半は幼稚園の関係者で負担することにしたようだが、それでも足りない部分の140万円を今回クラウドファンディングを使って支援を呼びかけることにした。必要な費用のうち7割近くは関係者から集めているとのことだったが、それだけでも並大抵の苦労ではないだろう。

 10月25日現在のプロジェクト達成率が81%まで上がってきたが、プロジェクト期限が12日後の11月6日(金)23時までとなっている。もう一息だ。

readyfor.jp

支援をするなら気負わず力まず、身の丈支援を

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 以前、仕事で知り合った方が”ふたばっこ”に娘さんを通わせていたことを知り、なかなか素晴らしい保育環境と保育方針だなと感心した。その後、1ヶ月もしないうちに今回のクラウドファンディングのことを知り、迷わず応募するとともに実際に8月には”ふたばっこ”を見学してきた。

 山道を車で登って行った先にあった”ふたばっこ”はまさに森の中にある幼稚園で、田舎生まれ育ちの私にはとても懐かしい雰囲気の場所だった。ご縁の不思議さに驚きながらも、こういったご縁というのは大切にしたいなとも思った。

 今回のようにご縁があって支援することがあったり、ボランティア活動を行う機会があったりということがこれからもあるだろうなと思う。ボランティア活動や寄付・支援という行為には見返りを求めない善意が必要がだ、そのためにも身の丈サイズでの支援を行うことが大切だろう。

 無理をせず、力まず、出来ることから出来る範囲で行う。そんな姿勢が、見返りを求めず継続して支援を行うためには必要ではないだろうか。