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木の温もりを感じる雑貨や家具がずらり、札幌の「もっくる」は和みの空間だった

 木で作られた道具というのは温かい。木工細工や竹細工が好きで、下手の横好きながらスプーンなどを作ることがあるが、作っている時の手触りも良くて気持ちが和らぐ。そんな温かみのある道具を製造販売しているお店が北海道の札幌にあるが、障がい者施設で作った商品もここまでくるとアートだなと思う。 

■札幌の「もっくる」

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 以前から行きたいなと思っていたのが、札幌市中央区にある「もっくる」というお店。社会福祉法人草の実会運営の工房もくで作られた商品を展示販売しているお店で、木の温もりを感じることのできるお店だ。

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 中に入るとすぐに靴を脱いで上がるようになっていて、まるでどこかの家に遊びにきたような感覚に陥る。テーブルの上には木でできた動物のパズルなどが置いてあり、小さな子ども連れでもゆっくりできるような配慮がなされている。

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 奥の棚にも左右の棚にも商品が展示されているが、それが商品ではなく家の中の飾りのようにも見えて居心地良い。 どれもこれも、思わず手を触れたくなるような木目が美しく形も優しいものばかりだ。

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 右側が木のマグネットボードとクリップ。左側が動物の姿をモチーフにした時計。

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  「メリークリスマス」の焼き印が入ったトナカイ。鼻の部分に異なる種類の木が使ってあるのが面白い。

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  1歳から使えるトレイとスプーンのセット。スプーンは何種類かの木が用意されていて、それぞれに木目と触り心地が違う。知人・友人へのプレゼントにも良いなと思う。

 素敵な雑貨や家具が、見て触って買えるこのお店。札幌市内の交通の便の良い場所にあるので、機会があれば一度立ち寄ってみる価値のあるお店だと思う。 

◇「もっくる」

札幌市中央区南13条7丁目2-3
電話 011-804-5019
http://www.kouboumoku.com/mokkuru.html

 ■工房「もく」にも行ってきた

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 工房もくは札幌市中央区盤渓という場所にある木工工房で、円山動物園の横をグイグイと上って行った山の中にある。山の中というのは言い過ぎかもしれないが、工房の方に話を聞くとクマが周辺を歩き回った形跡があるなど、札幌市中央区という地名からは想像できないぐらい自然豊かな場所のようだ。

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 この工房では常時10名程度の方が電動糸鋸などを使って作業を行っているそうだが、ほとんどの方が障害のある方で占められている工房でもある。障がい者の働く授産施設というイメージとは異なり、工房もくはスペシャリストの集まる工房で、出来上がる商品はまさに職人技と呼ぶにふさわしいものばかりだ。

 大型の木工工作機械も導入されているため、写真のような小さなマスコット商品から椅子や家具などの大きな商品まで色々と製作できる。また、特徴的なのは電動糸鋸の技術が素晴らしいことで、ひとつひとつを手づくりしているとは思えないほど精密な商品を量産している。

 自然の中で作られる木の温もりが素晴らしい商品群。福祉というイメージを塗り替えられるほど魅力的な商品ばかりだった。