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手触り抜群なんです「畳ブックカバー」

 本好きとしてはブックカバーを買うのも好きで、布製のブックカバーや革製のブックカバーなど何種類か持っている。最近では書店でつけてくれるブックカバーもおしゃれなものが出てきているが、それでも気に入ったブックカバーを本につけて持ち歩くというのは気分が良い。 

 つい最近入手したブックカバーは今までのものとはちょっと違う素材ながら、手触りがとても良い品物だった。

■畳表で作られた「畳ブックカバー」

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 先日ラジオで取り上げられていて、思わず購入してしまったのが「畳ブックカバー」。四方に和柄の縁が付いた文庫用のブックカバーだ。表面は畳表がそのまま使われていて、手触りがまさに畳(当たり前)。

 井草のとても良い香りがして、本のページをめくるたびに新しい畳の香りがする。

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 角には富士山の焼き印が押してあり、和の雰囲気をさらに高めてくれている。価格は2,000円で個人的には適正価格だと思うが、これを高いと思うか手頃だと思うかは感想が分かれるところかもしれない。[商品紹介から]

・縁起柄である「富士山」をカバー左下に焼印して、高々と広がる空を表現しました
・本を、カバー内側の畳縁の袋へ挿入して下さい
・畳表は、厚みのある国産畳表(熊本産)を使用しており、更にい草の使用部位は、良質である中央部分を選別して使用しているため、時間が経過すると共に金色(飴色)に変色してきます
・い草の香りと感触がきっとリラックスした読書を演出してくれます

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 裏側には畳の淵に使われる生地で本の差し込み口が作られているが、金の刺繍が映えていてこれもまたとても美しい。写真で見ただけでは分かりにくいかもしれないが、実物は予想以上に手触りが抜群で驚いた。

 文庫本を入れてみると畳表だけにかなり固い。使い心地は思ったよりも違和感があるが、それを補っても余りある触り心地の良さがある。使い込んで行くうちに色が変わってきて、表面も柔らかくなってくるのではないかと思う。今から楽しみだ。


四方縁 畳ブックカバー富士山~麻の葉縁 紺~文庫サイズ|ブックカバー|ハンドメイド通販・販売のCreema

■製作しているのは群馬の畳屋さん

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 畳表を使って雑貨を作っているのは、群馬県桐生市の「松屋畳店」という畳屋さん。本物の畳屋さんが作っているだけに、造りがとてもしっかりとしている。

 最近は畳の部屋が無いマンションが増えてきているようだが、畳にゴロッと寝転ぶ時の開放感は何とも言えず良い。私が少年期を過ごした昭和40年代は当然のことながら畳の部屋ばかりだったが、夏の暑い時に畳表がひんやりとして気持ち良く、冬は足の裏が冷たくならず心地よかった。

 洋室の方が使い勝手は良いのかもしれないが、畳の感触を感じられない生活というのは私には考えられないなと思う。今でも畳表の良い香りをかぐと、子どもの頃の懐かしい思い出が頭に浮かぶことがあるのも畳のおかげだ。