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特製の「測量野帳」に「カラーゴムテープ」でささやかなカスタマイズ

測量野帳はコクヨが発売しているシンプルな手帳だが、シンプルなだけに様々なカスタマイズを楽しんでいる方が大勢いらっしゃる。私も革のカバーを使ったり簡易なゴムでページを抑えたりしているが、少しだけ手間をかけたカスタマイズを行なってみた。 

カラーゴムテープを使ったカスタマイズ

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先日訪問した原宿のコクヨ直営店「THINK OF THINGS」。おしゃれなカフェにコクヨ商品が飾られて販売されているが、そこで売られていた黄色の測量野帳などを買って帰ってきた。この店舗特製の商品だ。

今までも測量野帳はカバンに入れてメモとして使っていたが、ページが開いてしまうと中身が折れてしまって使いにくくなることがあった。また、見た目もよろしくない。そこで、店内に飾ってあった測量野帳のカスタマイズ版を参考にして、測量野帳にゴムバンドを取り付けてみることにした。

取り付けるゴムバンドは「キングスパンカラーゴムテープ 6ミリ巾」というオーソドックスなもの。手芸店などに必ずと言って良いほど置いてある定番の商品だ。

切って差し込んで止めるだけの簡単カスタマイズ

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測量野帳ファンは多いため、カスタマイズに関してもWebで色々な情報を捕まえることができる。その中でも「ゴムバンドを取り付ける」という方法はとてもベーシックで、見た目も含めて効果が高いようだ。

ゴムバンドの取り付け方法としては、ハトメで止める方法やゴムバンドとクリップが一つになった道具を取り付ける方法など様々だが、今回は裏表紙に切れ込みを入れてゴムバンドを通すという方法を試してみた。

まずは切れ込みを入れる部分をシャープペンシルでマーキング。表紙の文字が隠れないギリギリの位置として、短辺から3cm、長辺から2.5cmの位置に6mm幅の線を引く。切れ込みの幅はゴムバンドの幅よりも微妙に小さい方が、出来上がった時に見た目で綺麗で良い。  

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線が引けたらカッターナイフで丁寧に切り込みを入れていく。表から刃を入れたら裏側からも刃を入れるなど、少しずつ丁寧に切れ込みを入れていくと綺麗に仕上がる。自信がない人は、古い測量野帳で試してみるのも良いだろう。私も試しに今使っている古い測量野帳で予行練習を行なった。 

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切れ込みが入ったらカラーゴムテープを表から入れ、裏側から引っ張って折り返す。先端を入れて裏側から引くだけでなく、表からシャープペンシルなどで押し込むと簡単に入れることができる。

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ゴムテープが引っ張られる方向と逆方向に折り返したら、白い製本テープでしっかりと止める。製本テープは思ったよりも丈夫なので、ゴムテープの上に貼っても抜けたり剥がれたりすることもなくて安心だ。

ただし、色付けの測量野帳では製本テープの色が目立ってしまうので、気になる方は製本テープのうえにシールなどを貼っても良いかもしれない。

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ゴムテープを取り付けることで、ビジネスバッグや内ポケットに入れてもページが折れてしまうということを多少なりとも防げるし、 チケットなどを挟んでも落ちにくくなった。ちょっとしたことだが効果的だ。

そもそも「測量野帳」ってなんだろう

文房具好きの方は皆さんご存知だし人気の商品だが、それほど文房具に馴染みのない方は「測量野帳とはなんだろう」と思われるかもしれない。

測量野帳はコクヨが1959年に発売を開始した手帳で、発売から60年近く売れ続けているという超ロングセラー商品だ。もともとは測量士が使うために作られた手帳で、現在も製品の種類としては製図用品に分類されている。

製図用品とはいえ、胸ポケットに入る大きさや立ったまま書くことができる固い表紙、書きやすい紙質などが人気となった。コストパフォーマンスの良さも手伝って、現在では一般的な手帳としてコンスタントに売れ続けている。

罫によっていくつかのタイプがあるが、私が愛用しているのは3mm方眼のスケッチブックというタイプだ。メモを取る時に絵文字や記号を多用するので、自由に描くことができるこのタイプが重宝している。

ページ数も手頃で薄いため、旅行の時やアウトドア遊びの時などにもポケットに入れておいても邪魔にならない。また、仕事でも測量野帳を使っていて、打合せの時や自分の考えをまとめる時などにさっと使えて便利だ。

コストパフォーマンスを考えると、これほど使い勝手の良い手帳はない。メインの手帳は他にあったとしても、ビジネスバッグなどに一冊入れておくと便利な手帳だと思う。

コクヨ 測量野帳 スケッチ 白上質紙 40枚 セ-Y3

コクヨ 測量野帳 スケッチ 白上質紙 40枚 セ-Y3

 

【文具店めぐり】原宿にあるKOKUYOの直営店「ライフスタイルショップ&カフェ『THINK OF THINGS』」

「文具店めぐり」と称して今まで何軒もの文具店をご紹介してきたが、その中には文具メーカーの直営店もあった。直営店は数が少ないものの、直営店ならでは品揃えなどもあって興味深い。今回は行きたいなと思っていてなかなか行けなかったお店に今回行ってきたが、良い意味で予想とは違う雰囲気のお店だった。

原宿にあるKOKUYOの直営店

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文具とファニチャーの総合メーカーコクヨが、2017年5月にオープンした「THINK OF THINGS」という直営店。単なる文具店ではなく、1Fにショップ&カフェが設置されており、2Fにはレンタル可能な多目的スペースが、3Fにはコクヨのオフィスが設置されているという建物だ。

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以前から一度は行ってみたかったのが、建物の1Fにあるショップ&カフェ。立地もJR原宿駅竹下口から代々木方面に向かって歩くこと3分ほどと、駅近で分かりやすい場所にある。原宿駅前は曜日を問わず大勢の人で賑わっているが、この辺りはほんの数分歩いただけで落ち着いた雰囲気が漂っていた。

コクヨ直営のお店で、なおかつ原宿駅からすぐという立地。イメージとしては竹下通りの賑やかさを思い浮かべていた。それだけに、周辺の落ち着いた雰囲気に驚かされたが、逆に何回でも通いたくなる場所だなと感じた。

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ショップ&カフェの前にはさりげなくテイクアウトコーヒーの紹介が置かれていて、カフェが前面に出された店舗運営なんだということを感じさせられた。前面がガラス張りになったお店は、通りすがりに見ると単なるカフェだと勘違いするかもしれない。素敵な装いだ。

商品の種類や量よりも「過ごし方」

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お店に入るとまずはカフェコーナーがあり、コーヒーを中心としたドリンク類と片手で食べられるコッペパンサンドを頼むことができる。店内に入るまでは「ステーショナリー専門店に入る」というイメージを持っていたが、実際には「カフェに入ってその奥にステーショナリーが並んでいる」という造りのお店だ。

カフェコーナーを過ぎて奥に行くと、コクヨの定番文具が棚に並べられている。この店舗でしか手に入らない測量野帳入れのケースや、特製の測量野帳などが揃っている。しかし、多種多様というわけではなく、特別製作の商品やコクヨデザインアワード受賞作品などがセンス良く並べられている。

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お店の奥に進むとデスクや棚に雑貨なども並んでいて、奥には小さいながらも庭があって明るい日差しが差し込んでくる。モノを買うためのお店ではなく、どのような空間でどのように過ごすのかをさりげなく提案してくれるお店なんだなと感じた。

次回は時間に少し余裕を持って、カフェで買ったドリンクとフードでゆっくりとした時間を過ごしてみたいと思う。

■THINK OF THINGS

 住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-1
     (JR原宿駅竹下口より徒歩3分)
営業時間 10:00-20:00
定休日  第2・第4水曜日

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お土産に買ったのは、通常の測量野帳と特製の測量野帳。特製版は通常版の倍以上の値段がするが、このお店にしかないと言われるとついつい買ってしまうのが貧乏性なところだ。