家庭菜園が人気らしい。それも、貸し農園などではなく自宅のベランダで行う「ベランダ菜園」「プランター菜園」が人気だ。知人の中にはプランターで野菜を育てているが、その数30個以上とかなり本格的に育てているようだ。そこまで大規模に行わないまでも、ちょっとした野菜や薬味、ハーブなどを育てるのは楽しいものだ。野菜を育てるためには土と肥料が必要だが、自宅の生ゴミで肥料を作るちょっとオシャレなコンポスターが発売されている。
コンポストとコンポスター
コンポストとは枯れ葉や生ゴミなどをため込み、微生物や菌の力を使って分解・発酵させて作る堆肥のことだ。その堆肥をつくる容器が、コンポスターと呼ばれているが、一般的にはコンポストを作る容器のこともコンポストと呼ぶ場合が多いようだ。
コンポスターの種類は様々で、家庭用から業務用まで大きさもたくさん揃っている。以前は業務用がほとんどだったのだろうが、最近では家庭の生ゴミを再生することでゴミの排出を抑えるとともに、家庭菜園の堆肥として使うなど一石二鳥を考えている家庭が多いのかもしれない。
家庭込みで堆肥を作り野菜を育てるというのは、数量的には少ないかもしれないがエコという観点では有意義な取り組みだ。
バッグのようなコンポスター
コンポストは置き場所やノウハウが必要だが、それを一度に解決してくれるのが、福岡市のNPO循環生活研究所が扱っている「LFCコンポストセット・LFCコンポストセット」」だ。
「LFCコンポストセット」は生ごみの分解を速め、悪臭の発生を抑える独自の配合基材(生ごみと混ぜ合わせる原料)や水や虫の侵入を防ぐ特注のファスナーなど、初めての方から慣れた方まで続けやすい工夫を各所に施しています。1日300gの生ごみを1.5ヶ月~2か月間投入することができ、その後2、3週間ほどで栄養価の高い堆肥へと変わります。
「LFCガーデニングセット」は本格的なコンポストをはじめる前のビギナー向けコンポスト体験キット。1日300gの生ごみを3週間投入することができ、その後2、3週間ほどで栄養価の高い堆肥へと変わります。生ごみの分解を速め、悪臭の発生を抑える独自の配合基材(生ごみと混ぜ合わせる原料)や土に戻り水分量を調整する専用紙袋など、初めての方でも手軽にコンポストを体験できます。堆肥ができたら容器を半分ぐらい折り返すとプランターに早変わり。付属の土と季節の種で美味しい野菜を育ててみませんか。
家庭用のコンポスト(コンポスター)というと、台所の隅や勝手口の外に置いてある生ゴミ用ゴミ箱のイメージがあるが、コンポストセットなら家の中に置いていても違和感がなさそうだ。
また、ガーデニングセットであればセットのままでプランターにもなるので、これからプランター菜園にチャレンジしてみようという方にはぴったりかもしれない。
アフターコロナ、ウィズコロナになると今までと違い家庭での時間が増えることが予想されるが、こういったセットを使って新しいことにチャレンジするのも良いかもしれない。我が家もベランダにささやかな家庭菜園があるので、堆肥作りを検討してみたいと思う。