「工作」という言葉には、懐かしさとワクワク感を覚える。小学校の「図画工作」の時間はそれほど好きではなかったが、何かを作るという作業は好きだった。割り箸で作る輪ゴム鉄砲や泥と砂で作る泥団子などは、夢中になって作っては遊んでいたものだ。
大人も楽しめそうな工作キット
文具メーカーのサクラクレパスは、夏休みの自由研究にも使える工作キットを発売する。発売されるキットは「4連射できるゴム鉄砲射的ゲーム貯金箱」と「10円コロコロゲーム貯金箱」の2種類で、販売開始は6月上旬を予定している。価格はそれぞれ800円(税別)の予定だ。
工作キットの特徴は、好きな色に塗ることができるというところ。自分だけのものが出来上がるので、夏休みの工作としても十分使うことができるだろう。そこもこの商品のアピールポイントだ。
パッケージは昭和レトロな雰囲気なので、子どもというよりも大人が「ついつい買ってしまう」ということがありそうだ。飲み会や会社のイベントで、ビンゴについてがわりに輪ゴム鉄砲を使うというのもありかもしれない。
子どもたちだけではなく、昭和の時代に子どもだった世代にも人気になるかもしれない商品だ。
割り箸と輪ゴムで十分遊べた
最新型のゲーム機と段ボールとの組み合わせが、テレビコマーシャルで流れたときには驚いた。段ボールのピアノがキチンと鳴るあたりは、ゲーム機と言うよりも教育用の機器なんですよと言われているようにも感じた。
今回ご紹介した輪ゴム鉄砲を見て、成人した息子が幼い頃に割り箸と輪ゴムで「輪ゴム鉄砲」を作って遊んだことを思い出す。なんの変哲もない割り箸が、あっという間に鉄砲になって遊べるようになるのを見て息子の目が輝いていたのを思い出す。
ピンポン玉と靴べらで室内野球をやったり、人差し指と中指でサッカーをしたりと楽しんでいたが、遊びの原点はそういった「ちょっとした工夫」につきるのだと思う。