以前から「一度は行ってみたい」と思っていたカフェ。東京23区外で私鉄の各駅停車しか止まらない駅にあるカフェなのに、人気があって訪れる人が多いということを不思議に思っていた。しかし、実際にそのカフェに行ってみると、人気があるのは当然だなと思える雰囲気の良さだった。
■居心地の良いカフェ
京王線「柴崎駅」という小さな駅を出て、住宅街の小さな商店街を抜けて徒歩1分の場所にあるのが「手紙舎 2nd STORY」というカフェ。あまりにもさりげない入り口だったので、気付かずに通り過ぎてしまった。
飾り気のない階段をトントントンと昇って行くと、アンティークなドアに手づくりリースと手書きの黒板が置かれた入り口が現れる。これもまた、さりげなくてとても雰囲気が良い。
(http://tegamisha.com/shopから参照)
店内は想像以上に広く、入り口の近くが雑貨ショップになっている。奥は仕切りがない広いカフェになっていて、店内の雰囲気はとても静か。心地よい音楽が流れていて、時間がここだけゆっくりと流れているような錯覚に陥ってしまう。
カメラのシャッター音すらも邪魔になってしまうような気がして、小心者(いや常識派)の私は店内での写真を撮ることすらためらってしまった。
コーヒー好きなので今まで色々なカフェを訪れたことがあるが、ここはそのどこよりも素敵で居心地の良い雰囲気が流れていて、この雰囲気に自分が合っているのかなと心配になるぐらい独特の雰囲気が流れている。
「来て良かった」と思えるカフェであり、「またすぐに来たくなる」カフェでもあると感じた。
■食事もコーヒーも美味しい
店内の雑貨ショップでは、イラストレーター・松栄舞子さんの作品展「海が見える丘」が開催されていた。
【松栄舞子 作品展「海が見える丘」】
場所:手紙舎 2nd STORY「みどり荘」
日時:2014年6月17日(火)~29日(日)
営業時間:12:00〜23:00(最終日〜20:00まで)
店休日:6/23(月)
作家在廊日:6/17(火)・6/28(土)・6/29(日)
カフェでも作品展に合わせた特別メニューが用意されている。
一日数量限定の「海が見える丘フォカッチャプレート」。昭和生まれの私がフォッカッチャプレートというのも何だし、初めてフォッカッチャを食べてみたが、これがとても香ばしくて美味しくてボリュームたっぷりだった。
食後に飲んだ深入りローストのコーヒーも、味がしっかりとしていてたっぷりで、こちらも大満足の一杯だった。おしゃれなお店なのに、食べ物もおいしくてコーヒーも本格的に美味しい。
終始驚きながらもノンビリと文庫本などを読んで過ごしてしまったが、ここは本当にゆっくりと過ごせる素敵で居心地の良いカフェだと思う。近いうちに再び訪れたいし、ディーナーも美味しそうでゆっくり食べられそうだと思った。
□「手紙舎 2nd STORY」
【住所】東京都調布市菊野台1-17-5 2階
【営業時間】12:00〜23:00
【定休日】毎週月曜日(但し月曜日が祝日の場合は営業)