お題「#おうち時間」
マスキングテープと言えば人気文房具の一つだが、元々は塗装やシーリングなどの際に塗装箇所以外を汚さないための保護用テープとして使われていた。現在も塗装工場などでは業務用のマスキングテープで商品の保護を行っているし、ホームセンターに行くといろいろな種類の業務用商品が売られている。
マスキングテープが文房具として使われるようになったのは最近のことだが、今では「マスキングテープ」という言葉を聞くと文房具を思い出す人の方が多いかもしれない。様々なデザインが用意されているマスキングテープは、普段使いだけではなく観光地のお土産としても安くて手軽なため人気があるようだ。
そんな人気のマスキングテープも徐々に進化してきており、最近ではもはやテープではないマスキングテープが発売されている。
テープではなくハガキ状の「マスキングテープブック」
キングジムが発売している新しいマスキングテープが、ブック型に綴った「マスキングテープブック」という商品だ。通常のマスキングテープはロール状になっているが、今回発売された商品はハガキ状になっておりノートのように綴られているのが特徴だ。
マスキングテープの使い方はいろいろで、メモをノートに貼ったり袋の口を止めたりするのに使われるほか、ノート表紙の装飾などにも使われている。また、最近では重ね貼りしたり細かく切って張り合わせたりするという用途にも使われているようだ。
しかし、用途が広がるに連れて「今までのマスキングテープでは広い面を埋めるのが大変だ」という声が出てきたことから、今回のハガキ状の商品を開発し発売に至ったようだ。
使い方はいろいろ
「マスキングテープブック」はシート状のマスキングテープをブック型に綴った商品で、型抜き用のテンプレートも付属しているのでまずはテンプレートを使って切り抜いて使うのも良いだろう。慣れてきたらオリジナルの型紙を作っても良いし、フリーハンドで下書きをして切り抜いても良さそうだ。
また、マスキングテープと違い裏面に剥離紙が付いているので、ハサミを使ってカットした時にテーブルなどに貼りつく心配もない。汎用性のあるデザインであれば、事前に何枚も切り抜いておき手帳などに挟んでいくという使い方もできるだろう。
シートの大きさは「はがきサイズ」と「A5サイズ」の2種類。シートの柄は5柄×2枚の10枚綴りなので、1冊で複数の柄を楽しめるようになっている。種類は「はがきサイズ」が5種類、「A5サイズ」が3種類のラインナップとなっている。
切り抜いたものを手帳に貼ったり瓶のラベルとして使ったりと、いろいろなものに使えそうだ。動物の形に切り抜いて、シール替わりに使っても小さいお子さんは喜ぶかもしれない。おうちで過ごす時間が増えている今だからこそ、マスキングテープで工作を楽しむというのも良いなと思う。