テープのりが発売されたときには、なんと便利な物が登場したんだろうと驚いた。2000年になる少し前のことだ。その後、各社から様々なテープのりが発売され、品質も上がり価格は下がってきた。さらに、用途別に様々なタイプが登場してきて便利なことこのうえない。
プロ仕様のテープのり「norino(ノリノ)プロ」
文具メーカーのプラスが発売しているのが、プロ仕様をうたった「ノリノプロ(しっかり貼れる)」というテープのり。しっかり貼れるタイプ、強力に貼れるタイプ、キレイにはがせるタイプの3種類がある。
本体は手の平にすっぽりと入る大きさで、卵型の形状はホールド感も良い。この「しっかり貼れるタイプ」は青いボディーだが、「強力タイプ」が赤、「キレイにはがせる」が緑と、ボディーカラーで用途がわかるというのも案外便利だ。
https://bungu.plus.co.jp/product/paste/norino/pro.html
小さなボディーながら、通常の2倍の力で動くパワーギアや、糊のカスを取り除くクリーンローラーなど随所に工夫が取り入れられている。メーカー各社が色々と工夫を行なっているが、小さな道具にこれだけの英知を盛り込んでいるというのがすごい。文房具の楽しさの一つだろう。
「PUSH」と書かれているボタンを押すと、テープを保護していたカバーが「パカッ」と開く。これがまた、実に軽妙に「パカッ」と空いて「ピタッ」と止まる。これ一つとっても不思議な機能だ。一度試していただきたい。
「ノリノプロ」はカリカリと軽いタッチで糊付けができる、軽やかなプロ仕様のテープのりだった。
プラス プリット テープのり ノリノプロ (しっかり貼れる) 本体+詰め替えテープ2個付 39-243 & 39-246
- 出版社/メーカー: PLUS(プラス)
- 発売日: 2017/01/01
- メディア: オフィス用品
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いたるとろこにギミック満載
こういった日常使いの文房具というのは、ちょっとしたギミック(からくり)が仕込まれていることがあるので楽しい。
このノリノプロも「はしピタ」という機能が搭載されていて、裏側にある「はしピタOFF・ON」の小さなレバーを押して使うようになっている。写真はレバーをONにした状態だが、小さな爪が出ているのがお分かりだろうか。小さな部品なのに、きちっと固定されるのがさすがだ。
飛び出したプラスチックの小さな爪を紙に引っ掛けると、端からすぐの部分をキレイに糊付けできるという工夫だ。アナログな機能ながら、実に良くできていて使いやすい。
詰め替え式のテープ部分も「ケース」のレバーを動かすことで、ロックが外れて入れ替えられるようになっている。ちょっとしたことだが、使っていて楽しく安心だ。
さすがに「プロ仕様」のテープのり。使いやすさへのこだわりが垣間見える。