※本記事は2015年6月22日掲載記事に加筆・修正を行ったリライト版です
個人情報などの書かれた資料やハガキをむやみに捨てないというのは、家庭でもかなり浸透してきているだろう。我が家でも家庭用のシュレッダーがリビングに置いてあり、必要な時にすぐに使えるようにしていある。
それでも「ハガキ一枚」というような少ない枚数の時には、シュレッダーの電源を入れて処理するのが面倒だったりする。そんな時には「塗って捨てるだけ」の文房具が重宝する。
塗って、貼り合わせて捨てるだけの「ケスペタ」
http://www.shachihata.co.jp/products/new_item/kesupeta/index.php
ネーム印でおなじみのシャチハタが発売しているのが、塗って貼り合わせることで個人情報を守る「ケスペタ」という商品。手軽に使える個人情報保護グッズだ。
使い方は簡単で、住所や名前などの消したい部分にペタペタと塗り、それを貼り合わせだけ。そのまま捨てても良いし、ゴミとしてかさばらないように千切ってゴミ箱に入れても良い。
http://www.shachihata.co.jp/products/new_item/kesupeta/index.php
キャップを開けると先端がスポンジ状になっており、柔らかい本体を軽く押すと真っ黒な糊がじわっと染み出てくる。それをペタペタと塗って貼り合わせだけなのだが、再び開いてみるとしっかりと破けて見えなくなっている。
気をつけなくてはいけないのは、手についたり周囲についたりすると結構汚れてしまうこと。絨毯やテーブルの上で作業をする時には、新聞紙などを敷いて作業を行った方が良いかもしれない。
それでもこの手軽さは便利だし、通常の糊としても使えるというところが面白くて便利だと思う。
実際に使ってみるとこんな感じ
個人情報が書かれたハガキを模して、情報カードに文字を書いてみた。これにケスペタを塗って貼り合わせてみる。
ケスペタの内容液は粘りすぎず薄すぎず、ちょうど良い濃さだと感じる。本体が柔らかいビニール素材でできているので、軽く押しながら塗るのが良いだろう。
個人情報部分にケスペタを塗って、そのままペタンと閉じる。通常のノリとしても使える粘着度なので、軽く押し付けるとピタッとつく。
1分ほど経ってから剥がしてみると、塗った部分がくっついて破れた。まるでロールシャッハ・テストのようだ。
裏側からも文字を読み取ることができないので、個人情報保護という観点からは十分な機能だろう。
注意して使わないと真っ黒なノリが手や周辺に着いてしまうが、それさえ気を付ければ簡単便利に個人情報を保護できる。手元に一本置いておけば、職場でも家庭でも重宝するだろうと思う。