机の上や引き出しの中を片付けるのが下手で、子どもの頃などは常に親に叱られては片付けるということを繰り返していた。片付けというのはセンスが必要で、片付けのセンスが無いといくら頑張っても上手に片付けることができないものだ。自分がそうだから自信を持って言える。
片付けることは下手だが、捨てたり道具を減らしたりするのは得意。何でもかんでもパパッと見きって捨てることができるというのは、ある意味では片付け下手な部分を補っているのかなとも思う。
また、引き出しや棚にしまいこんでしまうといつの間にかタンスの肥やしみたいになってしまうので、必要最低限のものを常に見える場所に置いておくというのも一つの方法だ。100円ショップでもいろいろな整理箱などが売られているが、ちょっとポップで気分も明るくなる道具を使うのも楽しくて良いだろう。
組み立てて使う「カラーユニッツシリーズ」
キングジムから2月17日に発売されるのが、自分で組み立てる机上整理用品「カラーユニッツ・シリーズ」。机の上で散らばりがちな道具を、ちょっとポップで可愛い入れ物に収納する商品だ。なんとなく手作り感のある姿は机の上を楽しく彩ってくれるだろう。
デスクオーガナイザーは手帳やメモ帳、スマホやメガネなどを入れておくのに便利だ。ノリやハサミをなどを入れておいて、すぐに取り出して使うのにも良い。
ペンスタンド にはペン類だけではなく、手前の部分にクリップやホチキスの替え芯など散らばってしまうものを入れることもできる。
マガジンボックス はいわゆる書類ケースだが、色によって入れる資料を替えるのもわかりやすくて良いかもしれない。また、カタログや取扱説明書などを種類によって分類するのにも便利だろう。
レタートレーにはすぐに処理をしなければいけない書類や、届いた手紙などを入れておく道具だ。スチール製のレタートレーもあるが、このレタートレーなら味気ない雰囲気にはならないだろう。別売りのジョイントパーツを使えば、複数のレタートレーをつなげて使うこともできる。
発泡PPという素材でできているので、紙よりも硬くてプラスチックよりも柔らかいという感じだろうか。レビュー記事などを読むと、素材がしなるので組み立てるのは楽なようだ。
こういった手作り感のある商品というのは好みが分かれるところだが、無機質な事務机の上を彩ってくれるという点では使ってみる価値はあるかもしれない。ただし、はっきりとした色ばかりなので、そこも好みが分かれる部分かもしれない。
いずれにしても「これは良い!」という人と、「これはちっと、、、」という人とに好みがはっきりと分かれる商品であることは間違いないだろう。
組み立て商品は楽しい?面倒?
家具などでも組み立て式のものがいくつも出ていて、自分で組み立てれば価格も安いというものが多い。今回ご紹介した「カラーユニッツ・シリーズ」も組み立て式になっているが、だからこそある程度価格が抑えられているのだろう。
私は組み立て式の家具が好きで、価格が安いということだけではなく組み立てる楽しさを感じてしまう。例えて言えば、大きなプラモデルを組み立てているような感覚だろうか。組み立て終わった時に達成感を感じるというのも楽しい。
一方で、そういったことが苦手な人や時間がない人にとっては、価格が多少高くても良いから完成品を売って欲しいと思う人もいるだろう。
今回キングジムが「組み立て式」として発売した意味としては、そういったことが好きな人をターゲットとしたのかもしれない。「万人ウケする商品は作らない」というキングジムらしい新商品だが、それが市場でどう受け取られるか興味深いところだ。