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【新商品情報】ミドリ「携帯マルチハサミ」は小型なのに高機能

ハサミは生活の中で無くてはならない文房具の一つだ。私の場合には職場にも自宅にも何本か置いてあるが、小さいものから大きいものまでそれぞれ用途が決まっていて重宝している。紙を切るならそれ用に、テーピングを切るならそれ用に、ヘアーカットするならそれ用にと、色々なタイプのハサミを用意しておくのがオススメだ。

ミドリから「小さくて可愛いのに高機能なハサミ」が登場

ミドリ「携帯マルチハサミ」

たくさんハサミがあるのは構わないが、一本で何通りもの使い方ができる多機能なものも便利だ。文具メーカーのミドリから発売されている「携帯マルチハサミ」は、コンパクトながらとても機能的で便利なハサミだ。2017年3月15日から発売を開始している。

コンパクトなハサミ

ご覧のとおり大きさは実にコンパクトで、大人であればすっぽりと手の平に入ってしまうサイズだ。だからと言って使いづらい大きさでは無く、その辺が絶妙だなと思う。

また、子どもであればちょうど良い大きさなので、子ども用として使っても良いかもしれない。 

刃にはカーブがつけられていて軽い力で切ることができ、ダンボールをガリガリと切るためのノコギリ刃もついている。針金も切ることができるので、ちょっとした工作にも良いだろう。

軽量コンパクトながら高機能のハサミ。なかなか良い商品だと思う。 

www.midori-japan.co.jp

必要最小限の高機能ぶり

「携帯マルチハサミ」の機能
http://www.designphil.co.jp/press/web2017/170223_multiscissors.html

高機能だからと言って、十徳ナイフのような多機能さは必要ないだろう。十徳ナイフは確かに便利だが、いつもスプーンが必要なわけではない。それと同じで、ハサミにドライバーの機能が付いているような道具は、多機能であっても高機能ではない。

これはもう好みの世界になってしまうのだが、個人的にはやはりハサミは「切ることに特化した高機能ぶり」が必要だと思う。今回ご紹介した携帯マルチハサミは、ブレードのカーブや溝彫り加工という「快適に切るための工夫」が施されているのが良い。

その上でダンボールオープナーやワイヤカッターが付属しているので、事務用として引き出しやペン立てに置いておけば便利に使えるだろうと思う。

置いておくより持ち歩きたい

ハンドル部分には紐やキーホルダーを取り付けられるホールがあるので、常時持ち歩いても良いだろう。常時持ち歩くためのギリギリの大きさだと思うし、ペンケースにもギリギリ入る大きさだろうと思う。

冒頭で「色々なハサミを色々な場所に置いている」と書いたが、移動時に便利に使えるハサミを持参していても良い。いずれにしても、「お気に入りの道具を常に持ち歩いていたい」という文房具マニアの血が騒ぐということだろうと、自己分析している。

「スプレーのり」と「スプレーブース」の絶妙な組み合わせ

「切り貼り」が大切な仕事のひとつだった頃がある。現在でもそういった事務作業というのはあるだろうが、ファイルベースで簡単に資料を印刷・編集できるようになってきたので、以前よりは「切り貼り作業」が減ってきているのではないだろうか。切り貼り作業の時にはスプレーのりとそれを使うブースが非常に重宝したことを思い出す。

スプレーのりとブース

3Mスプレーのり

3M(スリーエム)社が発売しているのが、簡単に使える「スプレーのり55」という商品。切り抜いた紙などを綺麗に貼るのには、このうえなく便利なスプレー式ののりだ。

この商品の特徴は、水性やスティック式のりに比べて均一に素早く糊付けができること。シューっとひと吹きすれば均一にのりが吹き付けられるので、手早く綺麗に貼り付けることができる。

その昔は、ワープロに計算機能がない場合には、グラフや数表を文章に埋め込むことができなかった。そこで、あらかじめワープロの資料にグラフや数表を入れるスペースを確保しておき、計算ソフトで作ったグラフや数表を拡大・縮小コピーして貼り付けるということを行なっていた。

また、他の資料からデータや情報を参照する場合にも、現在のように「コピー&ペースト」ができなかったり、そもそも参照する資料がデータではなく印刷物しかないということも多々あった。そんな時にも、コピーしたものを切り貼りするという、「アナログ方式のコピー&ペースト」を行なっていた。

しかし、スプレーのりは液状ののりを霧状にして吹き付けるため、新聞紙やビニールを敷いていても周りがベタベタして難儀したものだ。勢いよく吹き付けると周りに飛び散り、飛び散るのが嫌でそっと吹き付けると霧状ののりが液状になってしまう。加減がなかなか難しい。

スプレーブース

そんな時に重宝するのが、 「3M スプレーブース」という商品。ダンボール製の商品で、「幅362mm×高さ250mm×奥行き250mm」という大きさだ。A4サイズの紙までの大きさなら、そのままこの箱の中に入れてスプレーをすることができる。

ここに切り貼りしたい書類を入れて、シューっとひと吹きスプレーのりを吹き付ければ簡単に糊付けができる。のりを吹き付ける面は格子状になっているので、多少のりがついてもすぐに乾いて次に置いた紙片にはつかないというのもすごい。

シンナー臭が強いので長時間作業をする時にはマスクが必須だが、このブースがあれば周囲にのりが飛び散ることもなく安心して使うことができる。スプレーのりを使うならブースもセットで使うというのが便利このうえない。

スプレーのりを開発した人もすごいが、スプレーブースを考案した人もすごいと思う。

3M スプレーのり55 430ml S/N 55

3M スプレーのり55 430ml S/N 55

 
3M スプレーブース W362×D250×H250mm BOOTH

3M スプレーブース W362×D250×H250mm BOOTH

 

スプレーのりの種類も増えている

私がスプレーのりを愛用していたのはかれこれ20年ほど前のことだが、今でもスプレーのりは進化しながら販売されている。

貼ってはがせる弱粘着製のものから、強力に貼り付けられる強粘着なものや耐熱性のものまで揃っている。強粘着のものは、建築内装材・自動車内装材の接着、看板・ディスプレーの製作、コンクリート・木下地へプライマーなどにも使うことができるので、「切り貼り用のスプレーのり」というイメージからは程遠い使い方なんだなと感じた。

また、そのために接着面を剥がすためのスプレーや溶剤もあるので、切り貼り作業がなくなったと言ってもスプレーのりのニーズはまだまだあるということだろう。

アナログな切り貼りの良さ

カッターナイフとカッター台

資料を作る時に、他の資料をちょうど良い大きさに拡大・縮小コピーし、綺麗に切り取って貼り付ける。「切り貼り」による資料の作成方法を文字にするとそうなる。かなり面倒なイメージだし、実際に数が多いと面倒だなと思う。

しかし一方で、すぐに使いたい資料や完成度を求められない資料なのであれば、いちいちファイルを加工してパソコン上で組み合わせるよりも、さっとコピーして切り貼ったほうが早くて綺麗だということもある。

その昔は、切り貼りするにも「綺麗に・素早く・丁寧に」出来ることが求められたし、ホチキスで資料を止めるのにも同様のことが求められた。一見すると無駄なことのように思えるが、機械を使うよりも早くて正確に出来ることもある。

「アナログな作業だから遅くて正確性に欠けるということではない」と思うのだが、いかがだろうか。