いつも時間があると覗いているお気に入りの文具店。人気のお相撲キャラクター商品も置いてあるが、今月中旬からはそのキャラクターのフェアも始まるらしい。これは今から楽しみだ。
吉祥寺にある文具店・雑貨の「36(サブロ)」
定点観測のごとく足を運んでいるお店がある。通勤ルート上にあるので時間があるときにふらっと立ち寄っているのだが、東京・吉祥寺駅前から北に少し歩いた場所にあるので静かな雰囲の一角だ。
小さなビルの階段とトントンと上った2階にあるのが、文具・雑貨のお店「36 Sublo サブロ」。店内に一歩足を踏み入れるとレトロな空間が広がっていて、思わずため息が出てしまうぐらい素敵な空間だ。
入り口のドアは格子のガラス戸になっていて、白いノブを押して入るとタイムスリップして来たような不思議な感覚にとらわれてしまう。白熱灯を中心とした照明は決して暗くはなく、逆に店内に落ち着いた雰囲気を与えている。
必要なものがあって文具店に行くことも多いが、このお店は「何もなくてもとりあえず覗きたくなるお店」だ。店内の空気に触れるだけでも気持ちが穏やかになる不思議空間だと思う。
■「36 Sublo」
住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-4-16 原ビル2階
電話・fax 0422-21-8118
営業時間 12:00~20:00
定休日 火曜日
力士キャラクター「おはぎやま」のフェア
最近、特に人気が出てきたのが、力士キャラクターの「おはぎやま」。イラストレーターのナガノチサトさんと雑貨ブランド西東とのコラボで生れたこのキャラクター。独特ののんびりとした雰囲気があって良い。「ほのぼの」という表現でも良いかもしれない。
先日お店を訪れたときに、レジ前のワゴンにずらりと“おはぎやま商品”が並んでいた。マスキングテープ、プチ袋、手拭いなどなど。これだけ並んでいると、ほのぼの感も倍増だ。
「おはぎやまが揃ってますね」とお店の方に声をかけたところ、「10日過ぎからはフェアも考えているんですよ」とのこと。現在行われているフェアが10日までなので、定休日を過ぎて数日したら始まるらしい。
トートバッグやマグカップなど、その種類を着々と増やしてきている「おはぎやま」商品。フェアで商品が揃うと壮観かもしれない。今から楽しみだ。
独自のミニフェアが面白い理由
ここ「36(サブロ)」には企画のための棚がある。入り口を入ってすぐの左側にある棚で、「ココノ棚」と呼ばれる小さな棚だ。ここに、特定の作家さんの商品が並んだり、手作り商品が並んだり、あるいはパッケージに特化した商品が並んだりと楽しい。
いつ見ても楽しい棚だが、面白いのには理由がある。それは一言で言うと「意外性」があるからだろう。雑貨店や文具店の企画モノといえば、お店に並んでいる商品の延長線上というものが多い。パッケージ商品の企画であれば、綺麗な包装紙やリボンなどが並ぶという感じだろうか。それはそれで楽しい。
しかし、このお店ではサンドイッチの入れ物や菓子パンの袋などを「パッケージ商品」として展示し、使い方を提案してくる。そこに意外性があって面白い。
そんな意外性のある素敵な企画を、これからも楽しみにしたい。