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小さな文具店「ぷんぷく堂」の商品が文具大賞優秀賞を受賞!

文房具が人気で様々な新商品が随時発売されているが、ほとんどが文具メーカーと呼ばれる大きな会社の製品だ。その中で、街の小さな文具店が作った文房具が今年の文具大賞優秀賞に輝いた。素晴らしいことだなと思う。

ぷんぷく堂の「小道具箱」

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毎年7月に開催される日本最大の文具・紙製品の展示会「文具・紙製品展 ISOT」。文房具好きなら誰しも一度は行ってみたいと思う展示会だが、同時に毎年「文具大賞」が発表されるイベントでもある。

今年も機能部門とデザイン部門とで10製品の優秀賞が選ばれたが、その中のデザイン部門優秀賞の一つに「ぷんぷく堂 道具箱 あなたの小道具箱」が選ばれた。千葉県市川市にある小さな文具店が開発した商品だが、それがこうやって選ばれるというのはものすごいことだし意味のあることだ。

棚に並んだ「あなたの小道具箱」

私も以前お店に行って迷わずこの商品を買ったが、しっかりとした作りでとても愛着を持って使わせていただいている。値段は高いがそれだけの価値がある商品だ。こういった商品が脚光をあびるというのは素敵なことだと思う。 

ぷんぷく堂 道具箱 あなたの小道具箱 緑 P-082

ぷんぷく堂 道具箱 あなたの小道具箱 緑 P-082

 
ぷんぷく堂 道具箱 あなたの小道具箱 青 P-083

ぷんぷく堂 道具箱 あなたの小道具箱 青 P-083

 
ぷんぷく堂 道具箱 あなたの小道具箱 赤 P-081

ぷんぷく堂 道具箱 あなたの小道具箱 赤 P-081

 
ぷんぷく堂 道具箱 あなたの小道具箱 黄色 P-080

ぷんぷく堂 道具箱 あなたの小道具箱 黄色 P-080

 

夕方5時からゆるく開いている文具店

「ぷんぷく堂」正面

文具店 ぷんぷく堂は千葉県市川市にある文具店。JR本八幡駅で電車を降りて、10分ほど歩いたところにある。京成電鉄の線路沿いにある小さな文具店は、夕方5時から開店しているという珍しいお店だ。

京成電鉄の線路沿いは昔からの住宅地で、夕方になると仕事帰りの人や買い物帰りの人が家路を急ぐ姿が見られる。のんびりとした風景だ。市川市役所の裏手にあたるこの界隈は、道も狭くて車はほとんど通らず静かだ。

ぷんぷく堂の入口

店内右側

ぷんぷく堂店内

店内は2.5坪というこじんまりとしたスペースだが、そこに所狭しと様々な文房具類が並べられている。所狭しと並べられてはいるが、整然と整理されているのでとても見やすい。 

店主の櫻井有紀さんはとても親しみやすい雰囲気で、お店に入った瞬間から「ゆっくりご覧になってくださいね」と声をかけていただいた。また、オリジナル商品について素材などを質問すると、作り方や製作にあたってのコンセプトなどをとても分かりやすく丁寧に教えていただいた。

マスキングテープ

お店の方とのこういうやりとりというのは楽しい。文房具好きとしてはオリジナル商品の説明を聞くのも楽しいし、見たことのない商品の使い勝手を教えてもらうのも楽しい。

そういった櫻井さんの姿勢がファンを生み、結果として文具大賞優秀賞受賞につながったのだろうと思う。 

■ぷんぷく堂
住所 千葉県市川市八幡5-6-29
電話 047-333-7669
営業 月・火・木・金・土 17:00-22:00
   第一日曜・祝日 12:00-19:00

昨年も受賞した小さなメーカーの商品

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昨年の文具大賞デザイン部門でグランプリを受賞したのは、あたぼうステーショナリーの「飾り原稿用紙 碧翡翠」という原稿用紙だった。原稿用紙というレガシーな商品が受賞したというのは意外だったし、何よりも個人メーカーの商品がグランプリを受賞したというのも驚きだった。

万年筆での書き心地が最高に良いこの原稿用紙は、今でもお気に入りの商品だ。良い商品はこうやって評価されるし、そこが文房具の素晴らしさだとも思う。

方眼ノートなら「カ.クリエ A4×1/3 プレミアムクロス」がオススメな理由

方眼ノートが人気だ。ノートだけではなく、手帳やメモ帳などでも方眼タイプをたくさん見かけるようになった。私も15年ほど前から方眼タイプを使っているが、仕事では昨年発売されたコンパクトなノートを重宝している。

書き味滑らかなノート「カ・クリエA4×1/3」

カ.クリエ A4×1/3 プレミアムクロ

仕事ではこれしか使っていないというほど愛用しているのが、プラス社が発売している「カ.クリエ A4×1/3 プレミアムクロス」だ。「A4×1/3」と書いてあるが、実際には1/3よりも少しだけ大きいサイズになっている。そのため、A4を三つ折りにして貼り付けても、はみ出さずにぴったり収まるという絶妙の大きさだ。

また、この大きさだとスーツの内ボケットに入るのに広げるとたっぷり書けるのが良い。糸かがり製法を使っているためほぼ平らにノートが広げられるため、書くときには思ったよりも小さいとは感じない。

以前から「カ・クリエ A4×1/3」は使っていたのだが、今では万年筆で書いても裏写りのしない「プレミアムクロス」一辺倒だ。従前のタイプに比べて価格が倍近くするが、それだけに見た目もチープさが無くなっていて良い。さらに、表紙は耐久性のある紙クロスが使われており、見た目の良さだけではなく汚れにくいという特徴もある。

プレミアムクロスはさすがにプレミアムなのだ。

裏写りしないのでストレスがたまらない

プレミアムクロスの紹介
http://bungu.plus.co.jp/product/note/cacrea/

最も特徴的なのが、万年筆を使っても裏抜けや裏移りのしにくいパスピエクリーム紙を採用している点だ。パスピエクリーム紙は北越紀州製紙株式会社の製品で、なめらかな書き心地が特徴の洋紙だ。主に書籍用として使われている紙だが、それを使っているというのもプレミアムならではだと思う。

実際に書き込んでみると裏抜けがなく、ペン先がスーッと滑っていくような感覚を覚える。個々人で感じ方は異なるだろうが、他のノートと比べて万年筆との相性は抜群に良いと感じた。万年筆好きとしては、これだけでもストレスがたまらず良い。 

プラス メモ帳 ノート カ.クリエ A4×1/3 プレミアムクロス マットブラック 77-926

プラス メモ帳 ノート カ.クリエ A4×1/3 プレミアムクロス マットブラック 77-926

 

なぜ方眼ノートが人気なのか

測量野帳

私が方眼タイプを使い始めたのは15年ほど前のこと。当時3才を過ぎたばかりのむすこを連れて、電車の旅を楽しんだりカヌーやキャンプを楽しんだりしていた。

旅の計画や記録をするには、持ち運びが便利で使いやすい「測量野帳」が最適だった。今でもプライペートでは測量野帳を使っているので過去形ではないのだが、当時から色々なものを貼ったりイラストを描いたりするのに測量野帳のスケッチブックという方眼タイプは便利だなと感じていた。

先日、YOMIURI ONLINEで文具プランナーの福島槙子さんが方眼タイプのノートについて書かれていたが、まさに「自由に書くことができる」という点で方眼タイプはうってつけだったのだ。

また、電車の時刻や乗り換えを矢印で書くときなども、方眼タイプは縦・横・斜めに自由に書けるので良い。それでも一定の間隔が簡単に得られるので、自由なのに画一さも求められるという点で優秀だろうと思う。

私の世代は「方眼」というと手書きのグラフと方眼紙を思い浮かべるが、いまではグラフもパソコンで簡単に作れるので方眼紙は不要だろう。

方眼はグラフや製図のためだけではなく、普通に使われる普通のタイプになりつつあるようだ。