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「世界一細いノック式ボールペン」は名刺入れにも入る便利モノだった

子どもの頃には「世界一」だとか「世界初」だという言葉にワクワクしたものだ。世の中は高度経済成長期であり、人類が初めて月面着陸した時代だ。時が過ぎて半世紀以上生きてきても、相変わらず「世界一」という言葉には弱いようだ。

世界一細くて便利なノック式ボールペン

ミニモボールペン

先日購入したのが、”世界一細いノック式ボールペン”として発売されているOHTO「ミニモボールペン」だ。手帳用の細いボールペンは他にも発売されているが、ノック式というのはこのボールペンだけということだ。

ミニモボールペンのアップ

軸の直径が3.7mmと非常に細いが、カチッと押してペン軸が出てくるノック式の機能には正直言って驚かされる。

また、書き終わったら軸の横にあるサイドノック解除を使って軸を仕舞うことができる。こんなに細いのに、ノック式の機能が詰め込まれているのはすごい。

ミニモボールペンで書いてみる

ボール径も0.5mmと非常に小さいが、書き味は思ったよりも滑らかだ。軸が細いので力を入れにくいのが難だが、多少走り書きをしてもかすれることはない。普通に使うぶんには十分使えるという感覚を受けた。

ミニモボールペンと専用ケース

このボールペンにはホルダーがついており、細い軸をそのまま刺して持ち歩くことができる。また、ホルダーのサイズが名刺サイズなので、このまま名刺入れに入れて持ち歩くことも可能だ。

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モレスキン リポーター クラシックに取り付けてみたが、ホルダーをノートの間に挟むだけなので便利に使える。普通に使っている分には落ちにくいし、下敷きがわりにもなって良い。 

メモ帳を普段よく使う人には便利なボールペンだと思う。 

オート ミニモボールペン ブラック NBP-505MN-BK

オート ミニモボールペン ブラック NBP-505MN-BK

 

細いボールペンは案外多い

f:ZOOM 707 0.7mm

細身のボールペンというのは案外人気で、私もトンボ鉛筆の油性ボールペン「 ZOOM 707 0.7mm」を普段使いにしている。写真をご覧いただいて分かるとおり、非常に細身でスタイリッシュなボールペンだ。

多機能ボールペン バーディスイッチ

また、メモホルダーと一緒に使っているのはパイロットの「多機能ボールペン バーディスイッチ」というボールペン。片方がシャープペンシルになっており、後部のキャップを外すとボールペンになるという便利なミニボールペンだ。

スーツの胸ポケットに常に入れてあり、何かを思いついた時やちょっとした打ち合わせの時などに重宝している。 

使いやすさよりもコンパクトさを選ぶ理由

筆記具というのは書きやすい方が良い。当たり前のことだが、書きやすいということと持ち運びしやすいということとは正比例しないから困ってしまう。

 例えば、今私が一番書きやすいなと思っている筆記具がパイロットのレグノ89Sという万年筆だが、これを常に胸ポケットに刺して歩けるかというと少し邪魔だ。長い文章を書くのであれば書きやすい筆記具が疲れなくて良いが、メモを取るのであれば「コンパクトで書きやすいペン」が必要となる。

そうやって軽量コンパクトなボールペンを探しては使ってみるのだが、そうこうしているうちに手元がボールペンだらけになってしまうのが文房具好きの困った点だ。今度整理して誰かに使ってもらうことにしよう。

手紙社が「紙博」を4月に開催!紙好きなのでにぜひ行ってみたい!

子どもの頃に実家が文房具屋だったこともあって、紙製品が好きで紙自体も好きだ。仕事でも和紙製品に携わったことがあったりと「紙」に縁を感じるのだが、4月に入ったらぜひ足を運びたいと思っている「紙」のイベントがある。

色々な”紙”や”印刷”などが楽しめる「紙博」

「紙博」のHP

4月に東京の浅草近くで開催されるのが、紙をテーマにしたイベント「紙博」だ。会場は浅草雷門にほど近い東京都立産業貿易センター台東館。会期は4月15日(土)、16日(日)の2日間だ。

 「紙博」の会場には、活版印刷企業や文房具メーカー、クリエイターやイラストレーターなど約50組が集まる。 

「紙博」出展店舗「紙博」出展店舗「紙博」出展店舗

すでにいくつかのお店や個人は展示内容を発表しているが、これから徐々にホームページ上で発表される予定だ。素材としての紙や雑貨としての紙、作品としての紙など多種多様な製品の展示・販売が行われる。

製品というとデザインや使いやすさなどが前面に出てきてしまいがちのような気がするが、今回開催される「紙博」では紙自体の魅力を感じさせてくれるようだ。手触りや香り、重さなど紙自体の持つ温もりなども含めて紙の魅力を感じさせてくれる展覧会。今からとても楽しみだ。

■紙博
日程:2017年4月15日(土)〜16日(日)
時間:15日(土):10:30〜17:00
   16日(日):10:00〜16:00
会場:東京都立産業貿易センター台東館
   東京都台東区花川戸2-6-5
   浅草駅から370m 徒歩5分
入場料:500円(小学生以下無料)

主催は「蚤の市」「もみじ市」の手紙社

「手紙社」HP

今回の「紙博」を企画・運営するのは、「もみじ市」や「蚤の市」などを企画・運営する手紙社だ。京王線の駅近くに素敵なカフェなども開店している手紙社だけに、様々なイベントでもとても素敵な雰囲気を醸し出してくれている。

oyakode-polepole.hatenablog.com

会場に身を置くだけでも気持ちが和らぐイベントばかり開催している手紙社のプロデュースだけに、「紙博」もきっと素敵なんだろうなと期待が膨らむ。

布博HP

3月25日・26日の2日間では「布博 in 東京 vol.8」も、京王相模原線多摩川駅すぐ横の京王閣で行われる。こちらも大勢の人が詰めかける賑やかなイベントになりそうだ。

紙や印刷物への思い出

実家が文房具屋だったこともあって、ノートだけではなく紙製品というのものが自然と身の回りにあった。また、紙製品だけではなく紙という素材そのものが生活の中に入ってきていて、例えば梅雨の時期には「紙が湿らないようきちんとパラフィン紙に包まれているか」ということを気にせざるを得なかった。

それだけに紙に触る機会が同世代の友達よりも多くて、自然と紙の香りや手触り、重さや温もりといったものを五感で感じていた。紙は扱いにくいものであり重いものであり、しかし温かいものであり良い香りのするものだった。

幼い頃の原体験というものは50才を過ぎても体と心に染みついているらしく、文房具店に行ってもノート類や筆記具のある場所よりも、各種の「紙」が束ねて置いてある場所の方の引き寄せられてしまう。各種の紙が棚にずらりと並んでいる場所があるとすれば、そこに入って行ってしばらくは色々な紙の言葉をじっと聞いていたいぐらいだ。

その大好きな紙に印刷されるのは、やはり私世代だと活版印刷だろう。インキの香りや優しい字体の活版印刷が紙に乗っている様子が好きで、それもあって本好きになったのだろうとも思う。

だからこそ、いまだに電子書籍には一切興味がなく、ひたすら紙の書籍を愛でているのである。