思いがけない場所で思いがけないお店に出会うことがあるが、先日所用で降りた小田急線愛甲石田駅のすぐ近くにある「京都ラーメン 森井」に入った。今まで何回かこの駅で降りたことがあるのだが、お昼時ではなかったので駅近くでランチを食べるという機会がなく、美味しいと評判のラーメン店を見逃していた格好だ。
お店は清潔で店員さんの声も明るく、笑顔も自然でとても楽しい気分でテーブルに着いた。何気ないことだが食事をするお店には大切なことだろう。
入り口近くで食券を買うと、すぐに麺の太さと茹で具合、ネギの量を聞かれる。今回は全部乗せの塩ラーメンだったので聞かれなかったが、醤油ラーメンだと背脂の量も聞かれるようだ。
注文してすぐに出てきた特性塩ラーメンは、低温調理のレアチャーシューがたっぷり入っていて、煮卵も半熟でとろとろ。麺は細麺を選んだのだが、こしがあって美味しい。何よりもスープが上品な味わいで、最後まで飽きることなく食べることができた。卓上には京都の黒七味が置いてあるので、途中で入れると上品な味変が楽しめる。
全体的に「上品な味わい」という感想を強く持った塩ラーメンだった。次回は醤油味を楽しんでみたいと思う。