ノートや手帳は大きさや罫線だけではなく、紙の質も気になる場面が多い。万年筆で書く時には裏写りが気になるし、ボールペンで書く時には滑らかに書けるかが気になる。紙も用途によってさまざまな種類があるが、コクヨが歴代のノートなどに使われている紙を期間限定で「紙」のみを販売している。
製本せず「紙」のセットを販売
コクヨは歴代の紙製品に使われている中紙のみを、「コクヨの紙シリーズ」として5月20日(金)から数量および店舗限定で発売している。発売期間は2022年5月20日(金)~6月9日(木)の3週間で、販売店舗は東京のJR品川駅港南口にあるコクヨ直営店「THE CAMPUS SHOP」と、銀座の「銀座伊東屋本店」の2カ所だ。非常に興味深い商品だが、販売店舗が2店舗なのでなかなか買いに行けないのが残念だ。
今回コクヨは、手で紙に書くことによる記憶の定着や創造性に対する効果、書くことによる気持ちの整理やストレス発散の効果に注目し、自社のロングセラー商品であるキャンパスノートや便箋など9種類の紙製品の中紙をセット(A5、30枚)にしている。それぞれの書き心地を楽しんで欲しいという趣向だ。
キャンパスノートや便箋などの中紙が入っているが、私が気になったのが「領収書」の中紙だ。普段何気なくもらっている領収書だが、その原紙がA5版になっているのは興味深い。ボールペンで描きやすいのだろうなと思うが、それをメモにしてみるのも楽しそうだ。