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「あなたのための時空のはざま」(矢崎存美)

小学生の頃はSF物が大好きで、宇宙旅行やタイムスリップの物語をワクワクしながら読んだものだ。中高生になるとSF映画を良くみるようになって、「猿の惑星」や「カプリコンワン」などを観ては友人と熱く語ったことなどを思い出す。

特にタイムトスリップはSF物の中でも好きなジャンルのひとつで、映画「時をかける少女」「戦国自衛隊」など日本映画を地元の映画館で観ては感動した。また、小説でも恩田陸さんの「ライオンハート」を読んでは涙するなど、タイムスリップには憧れや畏れなどさまざまな感情を持つ。「未来や過去を行ったり来たりするのは不可能だ」と思えば思うほど憧れる部分があって、「実際にそうなったらどうしよう」などと今でも思ってしまうのはお恥ずかしい限りだ。

あなたのための時空のはざま (ハルキ文庫 や 10-13)

矢崎存美さんは私も大好きな「ぶたぶたシリーズ」を書かれている作家さんで、ファンタジックで心温まる物語を書かれる方だ。その矢崎さんが最近出されたのが「あなたのための時空のはざま」という一冊。タイムスリップすることで物語展開するという内容の短編集だ。

背景が真っ黒の、ちょっと不気味な謎サイト。 そこには「あなたのための時空の狭間が、ここにあるかもしれません」という一文と、十二桁の数字が並んでいる。 数列は年月日と時刻で、日付に心当たりのある人が、その時間へ戻れるのだという。 結婚前の最後の誕生日に、自分の生まれた日にタイムスリップした由真が出会った人とは!?(「誕生日をプレゼント」) 家族の涙、あの日の後悔……ほんの少しだけあなたの「今」を明るく変える、やさしい時の旅の物語、全五篇。 

誰しも「あの頃に戻ったらこういうことをしたい」と思うような出来事が一つ二つあると思うが、この物語の中でも自分のことであったり身内のことであったりと、タイムトリップすることで色々な悩みや問題が薄れていくという内容だ。

過去に戻ることで疑問だったことが解決したり、現在の状況が改善されたりと内容はそれぞれだが、どの物語にも人の優しさが漂っていて読み終わった時に胸の中に温かい物が流れる素敵なお話ばかりだった。寝る前に一話ずつ読んでいただきたい。そんな素敵な短編集だ。

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