趣味はなにかと聞かれれば「ボウリングとジョギングと読書だ」と答えるが、それ以外にも天気の良い日は妻と二人で街歩きを楽しんでいる。若い頃から暇があれば二人であちらこちらを気ままに歩いていたが、結婚して30年以上経っても変わらない習慣だ。先日も、秋晴れの空に誘われて電車と徒歩で散策を楽しんだが、緊急事態宣言が明けたからこそ立ち寄れる場所を覗いてきた。
武蔵府中熊野神社古墳展示館
街歩きをしながら立ち寄ったのは、東京都府中市にある武蔵府中熊野神社古墳展示館。以前、ジョギングの途中で立ち寄ったのだが、その時は緊急事態宣言が出されていたので見ることが出来なかった場所だ。小さな建物で綺麗なトイレがあるので、見学と言うよりは休憩場所として使うのも良いだろう。
一階は管理事務室とトイレがあり、展示は主に2階フロアにある。こちらもさして広い場所ではないのだが、古墳の成り立ちや出土品、古墳の盛土の様子などが分かりやすく展示されている。しばし展示品を眺めて説明文を読んでいたが、発掘当時の事などが分かって面白い。
前回はいきなり古墳を見ただけだったが、資料を見てから復元された古墳を見ると伝わってくるものがまた違う。
このあとぶらぶらと国立駅方面に散策を続けたが、途中にもいくつかの古墳跡があって、なるほどこういう歩き方も楽しいのだなと感じた秋の一日だった。