先週まで上着いらずの暑さだった東京も、週が開けたらいきなり秋冬物が必要な寒さとなった。暦は10月中旬なので、例年ならこれぐらいの気温は当たり前なのかもしれないが、季節外れの暑さが続いていたおかげで寒いと感じてしまう。
ランチ時も屋外は上着をしっかりと着るぐらいの気温だったので、お蕎麦屋さんの外のメニューに「味噌煮込みうどん」の文字を見つけていそいそと暖簾をくぐった。
しばらく待って出てきた味噌煮込みうどんは、ふたを開けるとまだグツグツと煮たっていて、味噌の香りがふんわりと鼻をくすぐる。いただきますと小声で挨拶をしてうどんと具を取り皿に移し、ハフハフと言いながら食べ始めた。今シーズン最初の味噌煮込みうどんは、濃すぎず薄すぎずのちょうど良い味わいで、具材の大根やネギなどにも味が染み込んでいて、食べながら思わず天井を見上げてしまう美味しさだった。
お店からの帰り道は体がボカボカと暖まり、上着を脱いでのんびりと散歩しながら職場に帰った。さて、次の寒い日はどうしようか?うん、次はやっぱり鍋焼うどんかな。