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「知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方 (角川新書) 新書 –」(池上 彰)

テレビを見ない若い世代が多いそうだ。テレビ自体を持っていないという人もけっこう多いようで、モニターはあってもゲーム機を繋ぐために使っているのだとか。「一人暮らしをしたらまずはテレビと冷蔵庫と洗濯機を揃える」という時代はすっかり昔のことになったようだ。

では、テレビを見ない若者は本を読んでいるのかというとそうではなく、YouTubeなどの動画やネットニュースなどを観ているので新聞や書籍は読まない。そういう人が少なくないようだ。それが良いか悪いかということではなく、そういう世の中になっているということだろう。

私もテレビやネットで情報を得る機会が多いが、時には書籍で情報を得ることも心がけている。その方が、能動的に情報を取りに行くだけに、よりきちんとした情報を得られると考えているからだ。

知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方 (角川新書)

社会情勢や世界情勢を分かりやすく解説してくれる方といえば、テレビでもお馴染みの池上彰さんもそのお一人だろう。かつてはNHKで社会部の記者やニュースキャスターなどを務め、現在はフリーのジャーナリストとして活躍されており、分かりやすい解説で人気のある方だ。

その池上彰さんがシリーズとして出されている新書の最新刊が「知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方 (角川新書)」という一冊。テレビやネットでは得られない、深掘りしたニュース解説が掲載された書籍だ。

シリーズ12番目の本書は「感染症」と「分断」がキーワードとなっており、アメリカのバイデン大統領や中国の習首席、ロシアのプーチン大統領の行動や言動などを交えて現在の社会情勢が詳しく解説されている。深刻化する米中対立や新型コロナにより広がる各国の格差、アフガニスタン問題やイスラエル問題の根っことなっている歴史課題などが、なるほどなと思える分かりやすさで書かれている。

既知の内容もあったが、それでも知っている情報と情報とが繋がる部分があり、なるほどこういうことだったんだと思うことも多々あった。本を選んで読むということは、能動的に情報を取りに行くということ。だからこそ得られるものがあるのだなと思った。

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