人生100年時代と言われるようになって久しいが、 企業も100年以上続くというのは並大抵のことではないだろう。日本では創業100年以上の企業が約2%強を占めているが、それだけ長い期間企業としての営みを続けられるのも、それだけ世の中に必要とされているからに他ならないのだろう。文房具の世界でもそういった老舗がいくつもみられる。
創業100周年のサクラクレパス
クレヨンをはじめとして様々な文具を発売しているサクラクレパスは、1921年に「日本クレィヨン商会」として創業し今年100周年を迎えた。それを記念して「サクラクレパス創業100周年」のページをWeb上で公開している。
また、神奈川県川崎市の商業施設ラゾーナ川崎に入っている丸善ラゾーナ川崎店では、文房具売り場の一角でサクラクレパス100周年記念のグッズ販売を行っている。
特製のメモパッドやマスキングテープ、ロール付箋やフレークシールなど、昔懐かしいイラストとともに作られていて楽しい。創業100年の会社の商品だけに、使っているのは親子三代どころかそれ以上の昔から引き継がれてきたものばかりだろう。大人にとっては懐かしくて、子どもにとっては身近な商品。そんな商品が老舗ならではのロングセラー商品として、世の中で長く使われていくのだろうなと思う。