桜の花も散って少しずつ暖かくなってきたなと思っていたら、東京ではあっという間に昼間の気温が25度に超える日も出てきて一気に初夏になったような気分だ。そうは言ってもまだまだ20度を少し超えるくらいの気温で落ち着くのだと思うが、日差しも徐々に強くなってきている。
私は5年ほど前から一年中帽子をかぶって通勤をしているが、少し早めながらフェルト帽からストローハットに切り替えた。昼間の気温が20度を超えるとフェルト帽はかぶっているのが辛くなり、また日差しが強くなってくるとつばの広いストローハットの方が日差しをしのげて良い。
以前はポリエステル製の折り畳めるハットを使っていた。必要の無い時には折りたたんでカバンに入れることができ、洗濯機で洗うことができるので便利だったのだが、梅雨時など湿気の多い時などには少々蒸れてしまうのが難点だ。
現在は「田中帽子 ノア」という帽子を愛用しているが、田中帽子店製のストローハットは天然の麦わらを使用しているので、頭が蒸れず被り心地が良い。ストローハットはいわゆる麦わら帽子なので、日本の夏にはぴったりなのだろう。
帽子を被り始めたのは「白斑(はくはん)」という肌の色素が抜けていく病気に罹患したのがきっかけで、肌の色素が少なくなるにつれて強い日差しに当たると真っ赤になってしまうからだった。当初はスーツに帽子(ハット)を被るのが少々気恥ずかしかったのだが、自分が思っているほど他人は気にしているわけでは無いと思い直し、夏はストローハット、秋冬はフェルトの帽子を愛用している。
今では帽子を被らないと落ち着かない感じになってきているので、それなりに似合ってきたのでは無いかなとひとりごちている。62cmの大きいサイズもあるので、Mサイズで少しきついかなというかたにもオススメだ。