昨年から在宅勤務やリモートワークが定着してきて、自宅などで仕事をするための商品が販売額を伸ばしてきたようだ。また、家で過ごす人が多くなったことから、本や雑誌の通販が増えたり、ホットケーキミックスが品薄になったりと、意外なものが売上を伸ばすようになってきた。
そういった世相を反映して様々な在宅用品が登場してきているが、アルコールの世界でもその流れがあるようだ。
世界初、泡が自然発生する缶ビール
酒造メーカーのアサヒビールは、缶ビールの新商品「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」を4月から発売する。世界初となる、フタを全開にすると自然に泡が立つ缶ビールだ。
今回発売される「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」は、プルトップを引き上げると缶の上ブタがすべて取れて全開となり、ビールジョッキ感覚で飲めるようになっている。また、缶の内側に特殊な塗料が塗ってあり、フタを開けるとすぐに細かな泡が自然発生する仕組みだ。
缶ビールはグラスに注ぐことで泡が発生するので、缶のまま飲むと苦味が強くなったり炭酸がきつかったりするということがある。今回発売される商品はグラスに注ぐ手間が無くなるだけではなく、冷えたビールをその場で生ビールのように飲むことが出来る。
おうち時間を楽しむときなどに、生ビール感覚で味わうことが出来るので美味しさも倍増するかもしれない。これも「おうち時間用品」となるのだろうか。