今年はマスク不足から始まって各種高性能マスクの登場など、マスクに関する情報が飛び交った一年だった。そのおかげでというか不幸中の幸いというか、不織布マスクを含めてマスクの機能が大幅に高まった一年だったように思う。スポーツ用のマスクもまた同様だ。
大人気商品が一般販売へ
アシックスは、「ASICS RUNNERS FACE COVER(アシックスランナーズフェイスカバー)」の一般販売を12月1日午前10時から開始する。抽選によって販売された大人気商品だけに、一般販売されるのは嬉しい発表だ。価格は1枚4,180円(税込)で、購入できるのは1人5点までとなっている。
「アシックスランナーズフェイスカバー」は今年9月に発売された商品だが、人気が高くて抽選販売となった。人気の秘密は何といっても呼吸のしやすさ。マスク本体と口の間に適度な空間を持たせるとともに、マスク本体を2層構造にすることによりマスク内にこもった熱気を吸収・乾燥させるて蒸れを軽減させている。
また、マスクの下部に施されたメッシュ素材により、吐き出した息が体の下方向に排出される構造となっていることから、前方への飛沫拡散を抑えるとともにマスク内の通気性を高めている。
ただし、発売された時点ではまだまだ暑さが厳しい時期だったが、寒さを感じるようになった現在ではフェイスカバーやネックカバーとの比較で少々悩むかもしれないなと思う。
ランニング中のマスク装着
暑さが過ぎて寒さを感じるようになると、フェイスカバーで口元をおおって走っていても、以前ほど苦しさを感じなくなった。そもそも、私などは早歩きと変わらない程度のスピードで走るスロージョギングを楽しんでいるので、夏場でもそれほど息苦しさは感じなかった。また、河川敷の遊歩道など開けた場所を走っていれば、マスクをしていてもしていなくても口元から出る呼吸はあっという間に拡散しているのだろうと思う。
それでも、小さなお子さんを連れた方やお歳をめして散歩をされている方などは、ハーハー言いながら走ってくる人を見ると多少なりとも不安を感じるだろう。マスクやフェイスカバーを装着して走るのは、自分自身の感染予防もさることながら、見知らぬ相手への心配りという点でも大切だ。
感染拡大で心が疲れがちないまだからこそ、周囲への優しさや心配りを忘れないようにしたい。