在宅勤務が一般的になった一方で、職場でのフリーアドレス化やサテライトオフィスの活用なども進んできている。ウィズコロナ時代では隣との距離を取るだけではなく、遮蔽板などを使って個々の作業スペースを確保したりする動きが出てきている。場所によっては狭いスペースで作業をする必要も出てくるが、そんな時に便利なのが自立式のペンケースだろう。
藤井レイメイの自立型ペンケース
おしゃれな文具類を発売している株式会社レイメイ藤井は、ペンスタンド部分が斜めに傾く「デテクールペンケース」を2020年9月に発売する。ジェッターやパスケースなどで他のメーカーよりも若干高級イメージの商品を出しているレイメイ藤井なので、自立式ペンケースでは後発ながら機能的に充実した商品となっているようだ。
新たに発売される「デテクールペンケース」は、左右2本のファスナーが同時に開き、開いてからペンスタンドを手前に引くことで約30度手前に傾くようになっている。ペンスタンドが手前に傾くことによって、短いペンも探しやすく取りやすくなるとともに、使い終わってから戻しやすくなるのが便利だ。また、ペンスタンドの奥には消しゴムや付箋紙をいれておける小さなポケットがついているので、小物も同時に持ち運べるのも便利だろう。
カラーバリエーションは「ブラック」「グレー」「ネイビー」「グリーン」「バイオレット」の5色展開で、販売価格は1,700円(税別)が予定されている。本体サイズは「幅65mm、高さ195mm、奥行95mm」。ペン類だけではなく、カッターナイフや定規なども入る大きさだろう。
自立するペンケースが好まれる理由
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/neo-critz/
ペンケースの中では自立するペンケースがいまだに人気だが、火付け役は何と言ってもコクヨの「ネオクリッツ」だろう。シリーズで累計約500万個以上を売り上げているこの商品は、バリエーションも豊富で学生から社会人まで多くの人に愛用されている。他社が追いかけるように自立するペンケースを発売しているが、まだまだ他の追随を許さなという感じだ。
自立型ペンケースがここまで人気になったのは、一つは机の大きさの問題だろう。もともと「オフィスで、リビングで、カフェで」というキャッチフレーズのとおり、場所を選ばず使えるという点を訴求した商品だ。自宅やオフィスのデスクであればそれなり広くて引き出しも使えるが、会議テーブルやカフェなど使うときにはどうしても狭い場所で使うことになる。
コロナ禍で在宅勤務などが増えてきているだけに、これからも自立型ペンケースの需要は増えるのでは無いかと思う。