知人宅や友人宅を訪問する時には、ちょっとした手土産を持っていくことが多い。特に気のおけない友人や日頃お世話になっている知人であれば、相手が気持ちの負担にならない程度の手土産を持参することは、会話も弾んで楽しい時間を過ごせると思う。そんなシーンにオススメなのが、吉祥寺「小ざさ」の最中だ。
小さなお店の美味しい最中
吉祥寺駅北口を出てサンロード商店街に向かって歩き、正面のアーケードを入らず左に入ったところにあるのが羊羹と最中の「小ざさ(おざさ)」。小ざさは一坪しかない店舗だが、羊羹と最中の二品だけで年間2億円を売り上げるという人気のお店だ。
特に一日150本だけ作られる羊羹は朝4時から整理券を求めて人が並ぶと言われており、その行列が40年間続いていることでも有名だ。私もまだ一度も小ざさの羊羹を食べたことがないが、素朴な味でとても美味しいのだとか。
羊羹は無理だが最中はいつでも買えるので、田舎に買える時のお土産や友人・知人に会う時の手土産、職場で3時のおやつとしてなど気軽に買える美味しい最中だ。
「小ざさ」のHPから参照
最中は白餡と黒餡の2種類で、よく見かける最中よりも少し小ぶりで特徴的な形をしている。皮はサクサクで餡は程よく甘く、一度に何個でも食べることのできる美味しさだ。お餅が入っていたり特別な香りや味がするわけでもないのだが、いつ食べても安定した素朴な美味しさが人気に秘密だろう。
デパートなどに出店することなく、店頭販売か通信販売に限定しているのも「ここでしか買えない」という特別感があって良いし、手土産として持っていくときにも「吉祥寺でしか買えない」という点が話題になって良い。
素朴ながらも圧倒的な美味しさの最中。ぜひ一度ご賞味いただきたい。
■小ざさ
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-8