IoTやらスマート家電やらの話題が毎日飛び込んでくる。一昔前までは、家電は自分でスイッチを入れて管理するものだったが、今では家電をコントロールする装置が数多く登場している。アナログが一番だという人もいるが、音声やスマホで操作したり制御したりできることで生活が便利に豊かになる人が増えるのも確かなことだ。
キングジムのスマートリモコン「エッグ」
https://www.makuake.com/project/eggrimo/
文具メーカーのキングジムは、スマートリモコン「エッグ」をクラウドファンデイングサービスのMauakeを利用して発売する。この商品は、家電用のリモコンが発信する操作信号を学習することで、スマートフォンを使ってまとめて操作できるというデジタルツールだ。
すでに支援の募集を開始しており、わずは5日で目標額の300%を超える支援を集めている。。。物凄い人気だ。募集期間は4月3日までなので、どこまで支援額が増えるかも気になるところだ。
テレビやエアコンなど、家庭の中を見渡してみるとたくさんのリモコンを使用している。今回発売される「エッグ」は、スマホ一台で様々な家電を操作することができるのが特徴。赤外線リモコンを使用する家電であれば、どれでも操作をまとめることができる。
操作するための専用アプリには、29,000種類以上の家電のリモコン情報があらかじめ登録されているので、定番の家電なら品番を検索するだけで設定が完了する。また、登録されていない家電でも追加することが可能なので、基本的には赤外線リモコンを使用するすべての家電をひとまとめにすることが可能だ。
さらに、「エッグ」とスマートフォンはBluetoothで直接接続する上に、乾電池で動くためどこにでも置くことができる。発売予定は5月中旬頃で、価格は9,800円(税別)を予定している。
大企業なのになぜクラウドファンデイングを使うのか
クラウドファンデイングといえば、小さなメーカーや個人が資金を集めるための手法だったが、最近ではキングジムをはじめとした大企業の利用も増えてきている。
資金力のある大企業が、なぜクラウドファンデイングを利用するのか。簡単にいうとアンテナショップを出して、新商品のニーズ把握やマーケティングを行うということだろう。特に、今まで扱ってこなかった分野の商品を発売する際には、クラウドファンデイングで支援を募集するのはとても意味のあることなのかもしれない。
クラウドファンデイングも様々な使われ方がされるようになり、かなり多様化が進んできているとも言えるだろう。