通勤途中の駅ホームや電車内で見かけるのが、スマホの画面を眺める人とイヤホンで音楽を聴いている人。中にはその両方を行なっている人もいる。イヤホンは音楽を聴いたり通話をしたりするのに使う道具だが、キングジムからは雑音をカットするためのイヤホンが発売されている。それがノイズキャンセリング機能を持った「デジタル耳せん」だ。
雑音をカットするキングジムの「デジタル耳せん」
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私が4年前から使っているのが、キングジムの「デジタル耳せん MM1000」という商品だ。ノイズキャンセリング機能のある道具で、電車やバスや飛行機などの交通機関を使用している時に感じる雑音を手軽にカットしてくれる。
実勢価格は4000円ほどなので手頃な値段だが、実際に使ってみると効果は思ったよりも大きい。試しに台所に行ってスイッチを入れてみると、それまで聞こえていた換気扇の音がピタッと聞こえなくなり人の声だけが聞こえる状態になる。これは驚きだ。もちろん扇風機の音がまったく聞こえなくなるわけではないが、「聞こえていないも同然の状態」になるので実用性は十分だと思う。
ただし、喫茶店などで使うと流れている音楽や空調機の音は軽減されるが、近接したテーブルで会話をしている声はその分大きく聞こえる傾向があるような気がする。どちらが良いかは状況次第かもしれない。
新バージョンは一体型
https://www.kingjim.co.jp/news/detail/122.html
現在でも根強い人気のある「デジタル耳せん」だが、後継機種としてイヤホンと本体が一体化した「デジタル耳せん MM2000」が新商品として発売される。発売開始予定日は2018年11月9日、価格は8500円(税別)を予定している。
新商品である「デジタル耳せんMM2000」は、騒音のカット率が従来の約90%から約95%と向上されている。また、最大の変更点は本体をケーブル一体型としている点で、コードも絡まりにくいファブリック製を採用している。
電源は乾電池不要のUSB充電方式を採用しており、1回の充電で約50時間の長時間使用が可能。防塵・防滴設計が施されているため、屋外での使用も安心感が増している。
https://www.kingjim.co.jp/news/detail/122.html
デジタル耳せんの利用シーンはそれほど多いわけではないが、細かな物音が気になる時にはかなり大きな効果を得ることができる。また、駅や空港などでアナウンスが聞き取りにくい場合には、音声以外の雑音を大きく除去してくれるので聞き取りやすくなる。
新たに発売される一体型は現行機種の約2倍の価格設定なので、現行機種とどちらが良いか迷うところだろう。個人的には現在使っている従来品でも十分だが、手軽さの面では新商品にも興味津々だ。実際に発売された時に、商品を手に取ってみて考えてみたいと思う。