学生の頃、指示棒で黒板をバシバシと叩く先生がいた。大事な部分になるとさらに勢い良く叩くのだが、あれは寝ている生徒を起こすという目的もあったのかもしれない。
プレゼンテーションには色々な方法があるが、昭和の頃はOHP(オーバーヘッドプロジェクター)が主流だったので指示棒を使っていた。PCとプロジェクターが主流になると、投影面積が広くなり場所も遠くなったので、レーザーポインターを使うようになる。そして、最近は大型モニターに資料を写すことが多くなってきたので、再び指示棒が注目されてきているようだ。
アナログとデジタルを融合した「e-bow(イーボー)」
https://www.plus.co.jp/news/201805/0003465.html
文具やオフィス用品などを扱うプラス株式会社は、アナログな指示棒とデジタルなプレゼンテーション機能を融合させた「e-bow(イーボー)」を2018年7月下旬に発売する。従来の指示棒から進化した、新スタイルのプレゼンテーショングッズだ。
前述したとおり、オフィスでの会議やプレゼンなどでは、大型の液晶ディスプレイに資料を映し出すことが多くなってきた。その際に、パソコンのアプリを操作して必要な箇所を指し示すことができるが、効果的なプレゼンテーションのためにモニター側に立って動きながら話をするときには不便だ。
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また、液晶ディスプレイはレーザーポインターの光がディスプレイに反射したり拡散したりするので、実際にはあまり役に立たないようだ。そこでプラス社が目をつけたのが、昔ながらの指示棒。テレビの天気予報などでもお馴染みの指示棒だが、そこにプレゼンテーションソフトの操作機能を持たせた発想は素晴らしい。
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さらに、ハイエンドモデルにはレーザーポインター機能も搭載しているようなので、これひとつで様々な場面でのプレゼンテーションなどに使えそうだ。価格はハイエンドモデルが16,800円(税別)、スタンダードモデルが12,800円(説別)を予定。職場に一つ欲しい商品だ。