"限定品"や"記念モデル"という言葉には興味をひかれる。すぐに買うということはほとんどないが、じっくりと眺めたり見入ったりすることはしょっちゅうだ。今回もロングセラー商品の記念モデルが発売されると聞き、ググッと興味をひかれた。
思わずため息が出そうな豪華記念モデル
ゼブラ株式会社は、多機能ペン「シャーボ」の発売40周年を記念して、限定モデルの「シャーボX GS40th」を発売する。発売開始日は2017年11月8日(水)、価格は2万円(税抜き)を予定している。
カラーはメモリアルシルバーとメモリアルゴールドの2種類。どちらも落ち着いた重厚な雰囲気を醸し出している。現在は写真で見ることしかできないが、思わずため息が出そうなほど豪華な雰囲気のシャーボだ。
商品には付属品として替芯10本(油性ボールペン0.7mm 黒青赤各1本、ジェルインクボールペン0.5mm 黒青赤各1本、エマルジョンインクボールペン0.7mm 黒青赤各1本、シャープ部機構0.5mm1本)とシャーボの歴史をまとめた小冊子がついてくる。個人で使うのも良いし、贈答品としても喜ばれるだろう。
今年1月にはスター・ウォーズバージョンのシャーボXが発売されたが、40周年イヤーの最後に豪華な記念モデルを発売するあたりは、ゼブラ社の気持ちの込めようが窺える。
価格的にはシャーボ史上最高額の商品だけに、店頭に並んだらぜひ現物を見てみたい。見たら欲しくなるかもしれないが、そこは見てからのお楽しみだ。
ゼブラ 多機能ペン シャーボX GS40th 限定色 メモリアルゴールド SB40-GO
- 出版社/メーカー: ZEBRA(ゼブラ)
- 発売日: 2017/11/08
- メディア: オフィス用品
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ロングセラー商品のシャーボ
「シャーボ」は1977年の発売開始以来、バージョンを増やしながら40年にわたって売れ続けているロングセラー商品だ。私が高校生の頃に発売が開始されたが、実家が九州の地方都市で文房具屋を営んでいたのでいち早く触れることができた。当時はかなり高級な筆記具だったので、就職祝いなどの贈答用として扱っていた記憶がある。
(初代シャーボ)
発売当初は1本2,000円と3,000円の2種類があり、どちらも大ヒット商品となった。テレビコマーシャルでは「右へまわすとシャープペン、左へまわすとボールペン」というフレーズが評判となり、発売後4ヶ月で80万本という驚異的な販売数を記録したようだ。
その後、2007年に「シャーボX」が発売されるようになり、価格によって様々な仕様に分かれたボディを自分の好みで選び、ボールペンリフィルとシャープも選んで"自分だけの一本"を作ることができるようになった。それも効を奏して、シリーズ累計7,000万本を売り上げる超ヒット商品となった。
今回発売される記念モデルのメインターゲットは、初代シャーボに胸をときめかせた40~60代の人だとか。メインターゲットど真ん中の私としては、確かにワクワクするフォルムとデザインだなと思う。