いつも持ち歩く文房具はいくつもあるが、コンパクトに持ち歩けて使用用途が多い商品と言えば付箋紙だろう。様々な種類が発売されている付箋紙だが、「綺麗に自立する付箋紙」が思いがけず便利だ。そこには、小さいながらも素晴らしい工夫が施されていた。
付箋紙を「きれいに自立させる」という考え方
多種多様な付箋紙を販売しているカンミ堂。ペントネなど数々のヒット商品を産み出しているが、今度はきれいに自立する付箋紙が発売された。
「メモる、立てる、伝わる」を商品コンセプトに開発されたのが、「タテトコ」という商品。一見すると何の変鉄もない付箋紙だが、自立するための工夫が随所に施されている。
今まで付箋紙をパソコンのキーボードに差しこみ、目立つようにした商品はあった。また、付箋紙の裏に文字を書いて、折り曲げて立たせるという小技もあった。それらはそれらで良い商品だし、良い方法だと思う。
しかし、今回ご紹介する「タテトコ」は"きれいに自立させる"ということを追求しているという点で、やはり素晴らしいなと思うのだ。
めくって・折って・曲げて・貼る
使い方は簡単だ。文字を書いたら下部を横にサッと剥がす。プラスチック状のフィルムが出てくるので、それに沿って折り返して貼るだけだ。
通常よりも強い粘着力のノリを使っているらしく、思ったよりもきれいに自立する。また、少し押されたぐらいではペタンとつぶれないのもなかなかよろしい。
良く見ると、接着面の中央が少しだけ凸型になっているのがわかる。この「ちょっとした工夫」のお陰で、記載面が倒れてくるのを防いでくれているようだ。ちょっとしたことだが、非常に考えられた工夫だと言えるだろう。
だから文房具は面白い。これからも、せっせとメモをして、せっせと貼りつけることにしよう。
2種類、3色がラインナップ
http://www.kanmido.co.jp/news_2017/0703_tatetoko.html
「タテトコ」は方眼タイプとToDoタイプの2種類があり、それぞれホワイトとイエローとブルーの3色が用意されている。用途によって色を変えるのも良いだろうし、用件を区分するために色を変えても良いだろう。
2種類3色というのはラインナップとして少ないように感じるが、売れ行きによってはバリエーションも増えるのではないだろうか。
個人的には、吹き出し付のものや時計の文字盤のようなものも良いなと思うが、それも今後の売行き次第なのかもしれない。