年間数え切れないほのど新商品が発売される文房具類。そのうちロングセラーとなる商品んは一握りなのだろうが、発売される商品よりもボツになる商品の方が多いのはどの分野でも同じだろう。しかし、SNSを通じてボツ商品に人気が集まり、結果として復活販売することになった商品が話題となっている。
始まりはツイッターのツイートだった
3/14は「円周率の日」でもあるということで、「円周率ノート」をご紹介します。
— キングジム (@kingjim) 2017年3月14日
罫線がよく見ると円周率になっていて、314日ほど使用すれば(多分)自然と円周率が身につく、314円の商品ですが、残念ながらボツになりました。 pic.twitter.com/kf7f1MAJnn
文房具メーカー・キングジムのTwitter公式アカウントは、 様々な商品情報だけではなウィットに富んだツイートが人気だ。その一つとして、今年3月14日にはご覧のとおり「円周率ノートを考えたがボツになった」というツイートが流れた。
写真を見るとノートの罫線が「3.14159265・・・」という円周率の数字になっており、それがノートのページ全体にわたって明記されているというものだ。価格も314円とシャレが効いていて面白い。
ボツになった経緯は不明だが、「こんなものが売れるとは思えない」というストレートな判断だったのかもしれない。
いまだに理解ができていないのですが、この円周率ノート…
— キングジム (@kingjim) 2017年6月19日
\本当に商品化したぞーーーーー!!!/ pic.twitter.com/KpRDCcrGHK
それが一転して「商品化決定」のお知らせ。ボツになったというツイートを見て「欲しい」という要望や「面白いのにボツなんだ」というコメントがあり、それが後押ししての商品化のようだ。
こういうこともあるんだなと驚きながらも、SNS全盛期ならではの商品化なんだなと感心した。
発売するのはLoft店頭とLoftネットストア
販売されるのはロフト各店とロフトネットストア。発売日は銀座ロフト及びネットストアが6月23日(金)午前11時からとなっており、銀座ロフト店以外の店舗は7月中旬ごろから発売されるようだ。発売予定価格は380円(税別)。円周率の数字にはなっていないようだ。
緑と白の2色が発売となる予定だが、緑色は黒板にチョークで書かれているみたいでなかなか良いセンスだなと思う。数学用ノートではなく通常の会議用として使うのも良さそうだ。一冊手元に置いておきたいノートだなと思う。