道具箱が静かなブームらしい。確かに、文具店や雑貨店を覗くと昔ながらの道具箱が置いてあることも多い。また、内部に入れる小箱を交換することで、自分が使いやすい道具箱にするステーショナリーボックスも人気だ。私も職場や自宅で小さな道具箱に文房具を入れているが、先日入手した新しい道具箱に何を入れようか現在思案中だ。
ぷんぷく堂の小道具箱
ジャポニカ学習帳の包み紙が懐かしいぷんぷく堂の包装。先日でかけた「夕方5時からユルく開いている文具店」として有名なお店だが、オリジナル商品もなかなか素敵なものばかりだった。
昨年暮れに渋谷で行われた文具祭りに参加した際に、店主の櫻井さんが行ったこの商品のプレゼンが興味深かった。東京の町工場が一つ一つ丁寧に作った道具箱だという内容だったからだ。
お店に実際に行ってみると、「あなたの小道具箱」が一番目立つ棚の一番目立つ場所においてあった。いや、自分が欲しいなと思っていた商品なので、真っ先に目に止まっただけかもしれない。
さっそく一個購入した。アマゾンでは緑が品切れだったが、お店ではまだまだ在庫が豊富だ。また、お店で買うと蓋と中身との色を別々に購入することもできるとのことだったが、一番落ち着いたこの色一色で使わせてもらうことにした。
蓋を開けてみると、中には小道具箱を固定するためのゴムバンドが入っている。本体の素材には『パスコ』という硬質紙が使われているが、収納家具などにも使われているこの素材は約50年ほどは持つと言われているようだ。
内側も含めて全体が丁寧な造りになっており、ビス止め部分もしっかりとしている。これなら多少力がかかっても壊れることはないだろう。使い込むうちに味が出てくるであろう小道具箱に、さて何を詰めて持ち歩こうかと思案中だ。
散らかりがちな文具類は道具箱に入れるのが便利
今回購入した「あなたの小道具箱」 は、コンパクトで扱いやすいというのが特徴の一つだ。それでいてなかなか頑丈なので、貴重品を入れて持ち歩いても良いかもしれない。
一方で、細かい文房具類などで散らかりがちなのが職場のデスク。引き出しに入れておくと文房具類は増えるばかりだし、かといってデスク上の置いておくとそれはそれで乱雑だ。そういうことを防ぐために、数年前からコンテナボッックスや既決箱を使っている。
ミニステープラーや修正テープ、蛍光テープ、レターオープナーなどは、小物入れとして人気のある「PENCO ストレージコンテナー SS」に入れている。
また、筆ペンやサインペン、スティックのりなどペン状の道具は、ロウ引きされた紙製の箱「ロービキ カミノハコ S ベントウ型」に入れている。サイズはSとLの2種類があるが、Sサイズは斜めにペンを入れるとちょうど良い。きちんとロウ引きされているので、水にも強いのが特徴だ。
時々しか使わないが、使いたいときに手元にないと不便な電卓、定規、カッターマットなどは未決箱に放り込んでおくと便利だ。未決箱がなければ、透明のプラスチックケースでも良い。100円ショップに行けば定番商品として棚にならんでいるだろう。
特に透明のプラスチックケースは中身が見えるので、使いたいものが一目で分かって使い勝手が良い。
仕事が終ったらポコポコと放り込んで、大きめの引き出しやキャビネットに入れておけば片付けも完了だ。大切なのは「その場でひとまとめにして片付ける癖をつけること」だろうと思う。