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年の初めにコンバーター式万年筆のメンテナンスをする

お題「お気に入りの文房具」

万年筆とシステム手帳のイラスト

一年中お世話になっている筆記具が万年筆。昨年からは特にその頻度が高まってきて、今では書き物をする時には9割方は万年筆を使っている。今年も一年お世話になることを考えて、年の初めにメンテナンスをしっかりと行った。

コンバーター内とペン先を洗う

パイロット万年筆の「手入れ方法」のHP
http://www.pilot.co.jp/library/002/repair.html

万年筆のメンテナンスをするといっても大掛かりなことではなく、インクを抜いてペン先を水で綺麗に洗い流し、キャップ内のインクを拭き取るという作業だ。

カートリッジ式の場合には、ある程度洗い流してからコップなどにペン先部分を浸しておけば良い。こうすることで、ペン先に溜まったインクを溶かして詰まりの原因を取り除くことができる。

インキ瓶から吸い上げるコンバーター式の場合には、コンバーターを取り付けたまま水を出し入れすることでペン先が綺麗になる。コンバーター内まで綺麗にするためには結構時間がかかるので、根気良く出し入れすることが大切だ。

また、キャップ内はインクで汚れていることも多いので、綿棒を使って優しく拭き取る。案外、汚れていて驚くことも多々ある。

メンテナンス方法はパイロット万年筆のホームページを参考にしてみたが、動画を使って説明されているので、初めて作業する場合でも迷わず行うことができるだろう。これからやってみようという方は、参考にしてみてはいかがだろうか。 

また、神戸に本店のある有名な万年筆・文房具の専門店「ナガサワ文具センター」のホームページでも、万年筆のお手入れ方法が丁寧に説明されている。 

動画もとてもわかりやすいのだが、何よりも作業に無駄がなくて動きで美しい。私などは手入れをしたりインキを入れたりするたびに、インキで指が汚れてしまうのがお恥ずかしいぐらいだ。

とても参考になる動画であり、思わず万年筆を使いたくなってしまう素敵なサイトだ。こちらもぜひ一度ご覧いただきたい。

メンテナンスのための道具

万年筆

すっかり綺麗になった万年筆のペン先。「万年筆の一番のメンテナンスは毎日使うこと」だとされていて、そうすることでペン先でインクが固まることを防ぐとともに手にも馴染んでくる。毎日使うものだけに、時々こうやってメンテナンスを行うというのは大切なことだろう。

インキ瓶からインクを吸い上げる

綺麗になった万年筆にインクを充填する。インキ瓶から吸い上げるという作業は、何回やっても楽しい作業だが気を使う作業でもある。ペン先をインキ瓶に入れて吸い上げるので、ペン先と首軸を綺麗にする必要があるからだ。

神戸派計画の吸取紙

そんな時に便利なのが、神戸派計画の「SUITO cleaning paper」という商品。万年筆のペン先を綺麗にするために作られた道具だ。

商品コンセプトは「ペン先のインクもれを拭きとる作業を『美しい所作』に高める」となっており、機能性だけではなく使うシーンもイメージして作られている。2015年日本文具大賞の機能部門グランプリを獲得した商品でもある。

 「吸取紙」で作られているこの商品は24 x 48 mm の小さな紙片になっており、ペン先にフィットするようUの字に切り抜かれている。紙片の中央には折り目が刻まれているので、縦に折ってペン先と首軸を拭くことができる。

こういった専門の商品を使うというのも、万年筆のメンテナンスには大切なことかもしれない。 

神戸派計画 SUITO cleaning paper

神戸派計画 SUITO cleaning paper