今年もまた散々手帳選びに迷った。なかなか決まらない。ところが、月に何回か足を運ぶ吉祥寺の文具店に行ってみたところ、自分の管理方法にぴったりのスケジュール手帳が見つかった。これが文具店めぐりの良さの一つだ。
吉祥寺「36 サブロ」の企画棚
東京・吉祥寺にある文具・雑貨のお店「36 Sublo サブロ」。昭和レトロな雰囲気の小さなお店だが、店主が選んだちょっと変わった商品などが置いてあって楽しい。
お店の奥にある企画棚「ココノ棚」には、来年のカレンダーや手帳がセンス良く並べられている。今年も残り2か月。そろそろカレンダーや手帳も購入時期の最盛期だろう。
他の文具店ではなかなか見かけない商品がいくつも置いてあるので、棚をじっくりと見ているだけでも楽しい。その中から自分の用途にぴったりの手帳が見つかった。
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卓上カレンダーのようなスケジュール手帳
日々の細かいスケジュールは、Googleスケジュールとスマホを連動することで管理している。そうすることで、外出先でも簡単にスケジュール確認ができて便利だ。しかし、一年を通じて定期的に行われる講習会や、数ヶ月単位のプロジェクト管理には向かない方法だ。
そこで、10月から来年の年末まで使うことのできる、博文館の「2017年 ダイアリー/手帳デスクブロック・B6・18ヵ月」を選んでみた。年間スケジュールと月間スケジュールだけを書き込むスケジュール手帳で、厚さが5mm強という軽量コンパクトさも良い。
縦軸に月、横軸に日が並んでいるので、ガントチャートのように長期的なスケジュールを記入することができる。
月間スケジュールは卓上カレンダーにようなシンプルな内容。シンプルなだけに一目でわかるような記入の工夫も必要だろう。
月間スケジュールの両側には、前月と次月の一ヶ月カレンダーが印刷されている。これは案外便利だ。卓上カレンダーでも見かける方式なので、この手帳を開いて置いておけば、それだけ卓上カレンダー代わりになるかもしれない。
さらに、各月の右上には切り取り線が入っているので、ここを切っておけばインデックス代わりになって開きやすい。コンパクトでなかなか使い勝手の良い一冊だ。
まだ来年のスケジュール帳を決めていないという方は、一つの候補として考えてみてはいかがだろうか。
手書きのスケジュール帳は必要なのか
以前は一日の時間が表示された手帳を使っていたが、最近では手帳の出番はなくスマホなどで細かいスケジュールを管理するようになった。職場でもグループウェアが導入されているので、自分のスケジュールだけではなく周囲の方のスケジュールも把握できて便利だ。
そうなると自然と手書きのスケジュール帳が不要となるのだが、それでも一冊持っていると安心だ。特に長いスパンでスケジュールを立てたり管理したりする場合には、今回ご紹介したような年間・月間が一目でわかるようなものは便利だ。
さらに、自分でスケジュールを手書きすることによって、プライベートな用事も含めて記憶に定着しやすいと思う。
などと手書きスケジュール帳の必要性を並べてみたが、結局は「紙に文字を書く」ということが好きなのと「文房具好き」なだけなのだろう。もちろん、手書きでスケジュール管理をするメリットはいくつもあるだろうが、まずは「お気に入りのスケジュール帳を使う」ということ自体が無条件に楽しい。
そうは言っても、システム管理しているスケジュールをそのまま書き写したのでは二度手間だ。それを避けてデジタル機器等との併存ができるよう、今後はどういう書き方をしたら良いかなどを少し考えていきたいと思う。