文房具の中には「あったら便利」という道具が幾つかある。カッターマットや指サックなどがその一例だが、逆に言うと「なくてもなんとかなる道具」とも言える。しかし、時々ならともかく頻繁に行う作業であれば、効率の面から言ってもやはり専用の道具は揃えておきたい。レターオープナーもそう言った道具の一つだが、リヒトラブからは「開けにく封筒もスムーズに開けられるオープナー」が発売予定だ。
封筒の角を切るという新発想
http://www.lihit-lab.com/products/newproducts/archives/2016/09/2.html
文具メーカーのリヒトラブは、どんな封筒でもスムーズに開封出来る「リヒトラブ レターオープナー アケルンダー」を10月19日に発売する。価格は600円(消費税別)を予定している。
レターオープナーはこれまでも各社から発売されているが、リヒトラブの新商品は2枚の刃を備えているのが特徴だ。
http://www.lihit-lab.com/products/newproducts/archives/2016/09/2.html
長めのガイドが付いているメイン刃では、ガイドを封筒の隙間に差し込んでカットする。これはどのレターオープナーでも同じ作りだろう。
アケルンダーの特徴はもう一つのサブ刃にある。短いガイドがついたサブ刃は、ぴったり貼られて隙間のない封筒の端を斜めにカットするのに使う。これは新発想だ。
実際に大量の郵便物を開封する時などには、封筒の端までぴったりと糊付けされた封書が届いていることもある。契約書やキャッシュカードなど、重要な郵便物ほどぴったりと糊付けされていることが多いので、そんな時にはこのオープナーが重宝すると思う。
http://www.lihit-lab.com/products/newproducts/archives/2016/09/2.html
本体には替刃が2枚付属しており、切れ味が悪くなったら簡単に取り替えることも出来る。メイン刃もサブ刃も共通なのでどちらか一方を替えても良い。カッターナイフと違い刃先を使うわけではないので、一つでかなり長い期間使うことができるのではないだろうか。
「開けにくい封筒の端をカットする」という新発想のレターオープナーは、手元に一つあると便利に使える道具だ。
レターオープナーは一つあると便利
レターオープナーが手元になくてもカッターナイフや定規で開封出来るが、素早く綺麗に開封するならやはりあると便利な道具だ。
自宅では「とじ開け切〜る」という商品を使っているが、ステープラーと一穴パンチとがセットになっているため家庭で使うには重宝する。 サイズも小さいので収納にも困らないというのが良い。
職場の小物入れに入っているのは、 「ミドリ レターカッターII」という商品。キーホルダーにもなるコンパクトなレターオープナーで、それほど郵便物が届かない私には丁度良い。
最初から短いキーチェーンが付いているので、壁のフックに引っかけたりペンたてのペンに引っかけたりしておけば使う時に便利だ。
ペーパーナイフは豪華なものも多数ある
封筒の封を切るというとペーパーナイフが頭に思い浮かぶ。調べてみると本格的なペーパーナイフは数十万円するものもあって、なかなか奥の深い道具なんだなと思った。写真のペーパーナイフはイギリス製のレターオープナー ドラゴンという商品だが、握る部分がドラゴンになっていて何だかかっこいい。
私が子どもの頃にはハサミを開いて片方の刃を差し込んで切ったり、竹を削ってペーパーナイフもどきを作って使ったりしていたが、そういった工夫をしてみるというのも案外楽しいかもしれないなと思う。
今度機会があれば、竹を削って作ってみることにしよう。