筆記具が増えてくると、どれを持ち歩くか悩むという贅沢な話になってくる。持ち歩くために、職場用や持ち歩き用などシーン別にペンケースを用意しているが、お気に入りの万年筆は柔らかい革のペンケースに入れて持ち歩くようにしている。
メイドインジャパンのペンケース
筆記具を持ち歩くときに気になることの一つが、ペン同士がぶつかって傷がついてしまうことだ。普段使いの安価なペンなどであればあまり気にならないが、ちょっとだけ贅沢をして買ったものはやはり傷が怖い。
それもあって、お気に入りの万年筆用には「革工房いんのしま ペンケース」というペンケースを使っている。お気に入りの筆記用具を入れて、クルクルっと巻いて持ち運ぶペンケースだ。
柔らかい革でできたこのペンケースは、手触りが良くてコンパクト。ビジネスバッグに入れても場所も取らない。縫製も丁寧で、使い続けていても簡単に傷むことがないのも良い。ただし、ペンを入れる部分が少々浅いため、ペン同士がぶつかってしまいそうだ。それを防ぐためには、ペンの長さによっては一本分空けて入れた方が良いかもしれない。
このペンケースを購入して1年半ほど経つが、傷むこともなく革の柔らかさは変わらない。逆に、使えば使うほど手に馴染んでくるような感じがしている。価格が2,000円台だということを考えると、コストパフォーマンスの高い良品だと言える。
大切な筆記具は柔らかい革で包んで持ち運ぶ。モノを大切にするという点でも良い方法ではないだろうか。
万年筆用のペンケース
万年筆で一万円程度の価格だと割とお得感があるが、考えてみれば筆記具で一万円前後というのは十分に贅沢な価格帯だ。高級なものは数万円もするというのが当たり前という世界だからこそ、一万円前後が手頃な価格だと感じてしまうのだろう。
そのため、ペンケースも専用のものがいくつも販売されていて、なかなか魅力的な商品も多い。
こちらは一本刺しのペンケース。刺してあるのがモンブランというのがすごいなと思うし、似合うなとも思う。
銀座伊東屋の2本刺しのペンケース。さすがに高級感が漂っているし、おしゃれなフォルムだ。
こちらは本牛革製の3本挿しのペンケース。一本ずつきっちりと収まるようになっているので、ペン同士が当たって傷になることもなさそうだ。
革製のペンケースは触ってみないと硬さがわからないので、ぜひ店頭で触ってみてから買うか、レビューなどを良く読んで選んでみたい。