本好きで、電車の中でも布団の中でも、どこでも文庫本を広げて読んでいる。小さな文庫本とはいえ、片手で安定して持つのはなかなかたいへんだ。特に電車の中で吊革に掴まりながら読むときには、親指と小指で両側のページを押さえて読むことになる。
そういう場面で役立つのが、片手で簡単に本を広げられるグッズ。使い方によっては便利な道具だ。
片手で本を開いた状態に保つグッズ
先日出かけた書店に置いてあったのが、片手で本を広げておける「thumb thing/サムシング」というグッズ。以前から気になっていたグッズなので迷わず買った。中央の穴に親指を入れて、左右の羽のようになった部分でページを抑える。
中央の穴はSからXLまで4種類あるので、親指の第一関節手前で止まるものを選ぼう。大きすぎると押さえにくくなるので注意が必要だ。
親指を置く部分の底がVの字になっているので、書籍を開いた部分の中央(のど)にぴったりと収まり左右の羽でページを押さえてくれる。割と軽い力で押さえられるので便利だ。
しかし、文庫本だと親指の部分が文章にかかってしまうので、使うのであれば新書や単行本など下部に余白がある書籍のほうが良いだろう。力の入れ方も含めて慣れるまで違和感があるかもしれないが、すぐに慣れて便利に使えるようになると思う。
親指を入れる部分を下にすれば、しおり代わりとしても使うことができる。常に持ち歩く道具だけに、しおりとして使えるというのは便利な機能だ。一つ持っておけば便利につかえるグッズだし、手帳にも使えるグッズだと思う。
書籍や手帳をおさえる道具
読書のようにページをめくっていくには今回ご紹介したthumb thing/サムシングが便利だが、手帳や書籍を固定して使う場合には両手を開ける必要がある。そんなときに便利な道具のひとつがページオープナー。元々はピアノなどの楽譜を抑える道具だが、手帳を抑えるのにも便利で手軽だ。
軽量コンパクトで薄い道具なので、写真のように手帳カバーに挟めるのも良い。常に使う道具ではないが、使いたいときにすぐに取り出せるというのが便利だ。こういった道具を常に携行しておくと、モバイルワークのときなどにかなり重宝する。