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《新商品》リヒトラブから柔らか素材の「自立するペンケース」が登場

 ここ数年、自立するペンケースが人気だ。私もクラウドファンディングで購入した自立式ペンケースを使っているが、デスク上でも打ち合わせの席でもペンケースが自立するというのは使いやすくて便利だ。各メーカーから様々な種類の自立式ペンケースが登場しているが、今までのタイプとは少し異なった形状の自立式ペンケースが登場した。

柔らか素材のペンケース

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http://www.lihit-lab.com/products/catalog/A-7692.html

 大阪に本社を置くリヒトラブの新商品が、「スタンドペンケース スマートフィット アクタクト」。筒型のペンケースで、置くことによって中身のペンが持ち上がるようになっている。今までのペンケースは「持ち歩くときには薄くなる」というものが多かったが、リヒトラブの商品はそれらの商品とコンセプトを異にしている。

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http://www.lihit-lab.com/products/catalog/A-7692.html

 素材はシリコンを使用しており、手触りが良くて握ったときに手にフィットしそうだ。底の部分が一回り小さい円筒状になっていて、テーブルの上などに置くと上げ底になってペン類が少し飛び出すという仕組み。再度持ち運ぶときには底の部分を手で引っ張るようだが、その辺の手間はどうなのだろうかと気になる。

 この商品はSMART FITシリーズの一つとして発売されているが、ビジネスにもプライベートにも使えるシリーズだけに、今回発売されたスタンドペンケースもそういったコンセプトで作られたのだろう。

 平型の自立式ペンケースが多い中で円筒形のペンケースは一見かさばるように見えるが、ビジネスバッグではなくトートバッグのようなバッグならこの形状の方が使いやすいだろう。必要な人が必要なものを使うという面でも、チョイスする幅ができて良いかもしれない。

リヒトラブ スタンドペンケース スマートフィット アクタクト レッド A7692-3
 

自立式ペンケースといえばこの商品

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 自立するペンケースの代表格といえば、コクヨの「ネオクリッツ」。文具店を覗いても必ずと言って良いほど置いてある商品だし、私の周辺でも使っている人が何人もいる。累計290万個以上を売り上げているというのだから、それだけ一般的な商品になってきたのだろう。

 一見すると学生時代に使っていたペンケースのようなフォルムだが、ファスナーを広げるとデスクの上で自立する。ペンを取り出すのが楽なので、これが意外と便利だ。ビジネスバッグに入れるのであればフラット形状のタイプも発売されているので、ビジネスマンにとっても「使えるペンケース」だと言えるだろう。

コクヨ ペンスタンドになるペンケース ネオクリッツ F-VBF130-1

コクヨ ペンスタンドになるペンケース ネオクリッツ F-VBF130-1

 

筆入れから筆箱になってペンケースへ

 明治になるまでは、硯とセットで筆を入れておく「筆入れ」が使われていた。明治になって徐々に学校教育が広まってくると、持ち歩くための「筆箱」に姿を変えて使われるようになった。

 「筆箱」はその後鉛筆を使うようになってからも長い間「筆箱」という名前で使われ続けて、木の筆箱からアルミの筆箱になり、徐々にセルロイドやプラスチックへと素材が変化してきた。「像が乗っても壊れない」というキャッチフレーズの筆箱を持っていた人は、私と同じく昭和40年代に少年少女期を過ごした方だろう。

 その後、ビニール製のものや布製のもの、革製のものなどあらゆる種類が登場するようになって、子ども達が使っていた「筆箱」とはタイプも雰囲気も異なる「ペンケース」がビジネスマンの間で使われるようになる。

 胸にペンを刺して歩くのも良いが、必要最低限の筆記用具をペンケースに入れて持ち歩くのは、フリーデスクが普及してきた現在ではごく当たり前のことだろうと思う。それ以前に、文房具好きとしては大切なペン類を大切に扱うためにも、良質で使いやすいペンケースは必需品だと思う。

 これからも素敵なペンケースが市場に出回って、どれを買おうか嬉しい悩みを抱えられることを期待したい。