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職場で楽しむ「ビブリオバトル」、おすすめ本のプレゼンは楽しい

 自分のオススメ本を紹介する「ビブリオバトル」。3年ほど前から職場のイベントとして開催されているが、先日の業務終了後に今年最初のビブリオバトルが行われた。

年に数回の盛り上がりイベント

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〔もーたいむくん(ビブリオバトル仕様)〕

 私の職場では年に4回ほどビブリオバトルが行われる。会社には複数のロケーションがあるため、たまにはテレビ会議を介して盛り上がろうよという趣旨のイベントだ。

 大会事務局は各地のロケとテレビ会議システムをつなげたり、カウンターを大型モニターに接続したりと忙しい。その甲斐もあって、毎回全職場の半数が参加するというスペシャルイベントに育ってきている。

  参加者の中には聴覚障がいのメンバーもいるため、毎回手話通訳をつけて開催しているが、誰でも楽しめるビブリオバトルだからこそ、こういった情報保証は重要だ。

ビブリオバトルってなんだろう?

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 「ビブリオバトル」は一定のルールに基づいて本の紹介を行うコミュニケーションゲーム。2007年に京都大学情報学研究科共生システム論研究室で始まった取り組みで、元々は大学生・大学院生が輪読会用図書を選定するためのプレゼンとして始まった。

【公式ルール】

1.発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる.
2.順番に一人5分間で本を紹介する.
3.それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う.
4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする.

 推薦する本のジャンルは小説、ビジネス本、コミックなど特にジャンルを問わない。時間も5分間以内ではなく「ぴったり5分間」だというところも緊迫感があるなと思う。

今回のチャンプ本は「藁の盾」に決定

 今回の発表者は4名。アクション物、時代物、エンターテイメント物など様々なジャンルのオススメ本が紹介され、参加者は一様に真剣な顔で発表を聞き入っていた。

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 最終的な投票で今回のチャンプ本に輝いたのは「藁の楯 (講談社文庫)」という一冊。バトラーの「何回読んでも飽きなくて、自分の中で定番となっている一冊があります」という言葉で始まったプレゼンは、読んだことのない本なのにワクワクするような臨場感にあふれていた。

 今まで知らなかった本を知るということだけではなく、この人がこういう本を読むんだという新たな気づきもあって、職場でのビブリオバトルというのは本を通してその人自身を知ることもできる楽しい場だ。

 まさに、ビブリオバトルのスローガンでもある「本を知り、人を知る」ということそのものだなと感じた。

■その他のプレゼン本

<2位>

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

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 <3位>

水木しげる妖怪大百科

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 <4位> 

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

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