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日本全国のふるさとが一堂に会する浅草の「まるごとにっぽん」

 故郷を離れてもう30年以上になる。生まれてから故郷を離れるまでの年月よりも、東京で生活するようになってからの年月の方が長くなったが、それでも故郷の訛りを聞いたり名産品を見たりすると心が和む。生まれ育つということは、記憶の奥底に故郷の様々な文化や習慣がきっちとり刷り込まれるということなのだろう。

 一方で故郷でもなく現在生活している場でもない地域には、「懐かしさ」や「憧れ」という感情を持つことがある。昔行ったことのある場所あったり一度は行ってみたい場所だったりと様々だが、懐かしい場所や憧れの場所の情報や商品・食べ物が一堂に会する場所が東京浅草に誕生した。

日本全国の「ふるさと」が集まった

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 昨年12月に東京浅草にオープンしたのが、「まるごとにっぽん」。全国の情報や物産などを集めた商業施設だ。観光名所として有名な浅草だが、かつては行楽地として賑わっていた浅草六区の賑わいを取り戻そうという試みでもある。

 “てまひまかけた本物の逸品”“全国の隠れた名産品”を日々紹介し、次世代に向けて日本の古き良き伝統や食文化、製品を後世に繋げていきます。
 東京楽天地では、かつて日本有数の興行街として賑わった浅草六区地区の寂れた現状を見るにつれ、この地に再び勢いを甦らせたいと考えました。
 浅草には、弊社の事業地近くまで老若男女を問わず「浅草寺詣り」に大勢が訪れています。現在、浅草寺参詣を主たる目的とした年間観光客数は2,800万人。東京スカイツリー効果により、更なる増加が見込まれており、そのポテンシャルは計り知れないものがあります。
 今回のプロジェクトでは、ただ単に施設に「モノ」を集めるだけの商業集積ではなく、地域貢献、震災復興といった社会的なミッションをも含んでいます。当施設を利用して、伝統品産地のやる気のある方に、伝統が根付く東京・浅草の地で敢えて挑戦していただけるような仕組みも考えています。
https://marugotonippon.com/about/ 

 東京楽天地は昭和12年に設立された会社で、錦糸町を拠点として東京下町で映画館や温泉施設などを経営している。錦糸町に行かれたことがある方であれば”楽天地”という名前をご存知だと思うが、今回開業した「まるごとにっぽん」も浅草楽天地ビルに入っている施設で、独立した会社として運営を行っている。

地下鉄からも近くて便利

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http://www.jalan.net/news/article/50667/

  つくばエキスプレス浅草駅から徒歩1分というアクセスの良い場所にあり、1階から4階までのフロアが「まるごとにっぽん」として営業を行っている。駅から近い場所にあるので、浅草観光のついでに寄るということもできて便利だろう。

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 1階の「楽市(にっぽん食市場)」では各地の食に関する名産品などが販売されており、2階「和来(くらしの道具街)」には伝統工芸品を中心とした木工品や陶芸品などが並び、3階「浅草にっぽん区(たけん広場)」は全国各地の市町村PRの場、4階「緑道(ふるさと食堂街)はレストランフロアとして7店舗が入っている。

 どのフロアも楽しめそうなお店が入っているが、3階の「浅草にっぽん区」には地方移住の情報やふるさと納税のコーナーなどもあって、単なる商業施設ではなく情報発信の場も兼ねていることがわかる。

 テレビなどでもいろいろな番組で紹介されているが、浅草方面に出かけた時に一度は訪れてみたい施設だ。

■まるごとにっぽん

住所:東京都台東区浅草2-6-7
Tel:03-3845-0510
営業時間:1F・2F 10:00-20:00
     3F 10:00-21:00
     4F 11:00-23:00(LO 22:30)

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