理髪店や美容院というのは、行きつけのお店があるという人が多い。なかには、引っ越しても以前から行っていたお店に通っているという人もいる。直接容姿に関わることだけに、お気に入りの理髪店や美容院を替えるというのは勇気がいることだ。
高校2年生になるむすこは、生まれてこのかた理髪店に行ったことがない。彼にとっては自宅がお気に入りの理髪店ということらしい。
バリカンと専用ハサミで自宅理髪店
我が家ではむすこが幼い頃から自宅で髪を切ってきた。そういうご家庭は多いのではないだろうか。
小学生ぐらいになったら私が行っている理髪店に連れて行こうと思っていたが、元来凝り性なところがあって、髪の切り方を本で読んだり行きつけの理髪店でご主人に質問したりして少しずつ切り方を覚えていった。そのうち、むすこの髪を切るのが楽しくなってきて現在に至っている。
高校生になったむすこは髪が伸びてくると「そろそろ切って欲しい」と言ってくるので、私が整える髪型がそれなりに気に入ってくれているのだろう。そうかそうかと言いながらいそいそと髪を切る準備をしているが、親ばかもいいところだろうと思いながらも頬がゆるんでしまう。
特別な道具を用意しているわけではなく、バリカンは家電量販店で売っている数千円のものだし、ハサミもワンセットで1万円ほどの道具だ。ただし、私が左利きなので専用のハサミとすきバサミのセットを使用している。
むすこが小学生の頃にはホームセンターで売っているセットを使っていたが、中学生になると本人もそれなりに髪型を気にするようになってきたので、専用の道具を買って今に至っている。
以前は一通り切り終わるのに1時間ほどかかっていたが、電気バリカンを使い始めてからは30分ほどで切り終われるようになった。また、襟足を含めた仕上がりも以前より良くなったので、専門の道具というのは必要なんだなと感じている。
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親子のコミュニケーションをとる場
髪を切るというのはやり直しが効かないので、17年間やってきてもいまだに緊張してしまう。毎回むすこの髪しか切っていないのに緊張するのだから、プロの技量というのは本当に素晴らしいなと思う。
子どもの散髪をするのはコミュニケーションの場としてはとても良いのだが、下手に切ってしまうと逆に親子関係が悪くなるので注意が必要だろう。そういう意味でも、毎回真剣勝負の自宅理髪店なので、気楽に切っているわけでもない。
それでも自宅で散髪をするのは、じっくりと親子で話をするにはとても良い場だと思うからだ。面と向かっていろいろな話をすることも大事だが、髪を切りながら話をするとお互いに構えずに済むので良い。
学校のことや友人とのこと、最近聞いている音楽のことやこれからやりたいことや行きたいことなど、スラスラと話をしてくれるのが楽しい。その延長戦なのか、我が家では親子のコミュニケーションが多い方だと思うし、休日にはほぼ毎週一緒に出かけている。
コミュニケーションは日頃からの積み重ねが大切なのだろうし、ちょっとしたことでも継続するということは何かの役に立つものなんだなと思う。
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