私が高校生ぐらいのときに、針金で作るブローチが流行った時期があった。くるくると針金を曲げて自転車の形にしたり、イニシャルを一筆書きのように曲げて作ったりと、今考えるととても素朴なアイテムだったなと思う。そんなこともあってなのか、ウェブで見かけた針金系の文房具類が気になっている。
アートを感じる鉛筆キャップ
http://www.pen-info.jp/library/all/pen/20151201_446.html
東京国分寺市の住宅街にある「つくし文具店」が発売しているのが、針金を使った鉛筆キャップ。一筆書きのように針金を曲げることで、ペンクリップもついた針金キャップとなっている。
ウェブを見ても表示されていないので店頭のみの販売かもしれないが、とても美しくて気になる一品だ。
http://www.pen-info.jp/library/all/pen/20151201_446.html
同店で販売している「つくしえんぴつ」にぴったりのサイズで、芯の部分が見えているというのもなかなか良い。そのままポケットに挿せるように、ペンクリップも作られているので持ち歩きも便利だろう。
価格は1,500円(税抜き)となかなかの価格だが、実際に手に取ってみたら俄然欲しくなるのではないかと思っている。つくし文具店は以前から一度は行ってみたい文房具店なので、近いうちにぜひ足を運んでみたいと思う。
真鍮で出来た安全ピン
見た瞬間に「良いな〜」と思ってしまったのが、東京吉祥寺のおしゃれな文房具店36(サブロ)が扱っている「真鍮 安全ピン S - 36 Sublo」という商品。針金系というのは少々意味合いが違うかもしれないが、電球型の安全ピンは見ているだけでも楽しい。価格は一個200円(税抜き)だ。
名刺サイズのカードと比べてみるとこの大きさだが、真鍮の鈍い輝きがレトロでとても良い雰囲気を出していて、カード類を綴じたりするのに良いかなと思ったりもする。また、これより大きなサイズのLサイズもあるが、こちらはかなり大きくなるのでキーホルダーとして使っても良いかもしれない。
この安全ピンは先が尖っているわけではないので、衣類に刺して使うのではなく、穴を開けてその中に通すという使い方になるのだろう。ロック部分も簡易な作りなので雑に扱うとすぐに外れてしまいそうだが、ロック部分を綺麗な色の糸などで縛ってみてもアクセントになって良いかもしれない。
シンプルなだけに使い方をいろいろと考えてしまうようなアイテムだ。
使い方は工夫次第
今回ご紹介した文房具類は、シンプルなだけに使い方がいろいろありそうで面白い。用途がきっちりと決まっている文房具類も便利で良いが、こういった何にでも使えそうなものというのは想像力をかきたてられる。
だからといって良いアイデアがすぐに浮かぶというわけではないが、見た目のシンプルさに「良いな」と感じたのであれば、まずは手元においてみて使い方を考えるのもまた一興。文房具好きにはこういう人も多いのではないかと思う。