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トランスフォームする文房具になぜ惹かれてしまうのか

 昨日、トランスフォームするステープラーをご紹介させていただいたところ、友人から「カチャカチャと変身する道具には興味を惹かれる」という話がいくつか寄せられた。こういった道具というのは女性が「可愛い〜」と言って買うことが多いと思われがちだが、おじさん達も心の中で”おっ!カッコイイ!”と思いながら、あえて真面目な顔をして手に取るものなのだ。

トランスフォームする文房具とは

 先日、文具ライターの猪口フミヒロさんがリヒトラブの「コンパクトパンチ」をご紹介されていたが、持運びが出来て引き出しにもすっと収納できる二穴パンチはとても便利だなと感じた。

 その記事の中でフミヒロさんは以下のように書かれている。

子供の頃、よく変身したいと思っていた。ウルトラマンとか仮面ライダーとかテレビで見ていて、これは便利だと思ったからだ。ピンチになったら変身して現実逃避すれば良い。なんとも便利なものだよなと憧れていた。 そうであるから、いまでもトランスフォームするものは大好きだ。

トランスフォームする文房具『リヒトラブ:コンパクトパンチ』 - 「文房具ビズ@本と文房具とスグレモノ」

 この一文には”なるほどそのとおりだよな”と深く頷き、だからこそ世の中にはトランスフォームするものが登場するんだなと一人納得した。何も文房具の世界に限ったことではなく、家電でも雑貨でも変身する商品は発売されているが、それだけ惹かれる人が多いのだろうと思う。

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http://www.lihit-lab.com/products/catalog/P-1040.html

 「トランスフォーム」とは変形するとか形が全く別なものに変わるという意味だが、この言葉が使われ始めたのはタカラトミーのおもちゃトランスフォーマーが大ヒットしてからだ。映画にもなったことも拍車をかけているのだろう。

 文房具類を使うのは子ども達だと考えがちだが、目新しいものや価格が高いものはやはり大人が買い求めるだろうし、おじさんだって小さくて可愛いものやおもちゃのようなものにはググッと興味を惹かれるのだ。

こんな商品が気になる

 昨日はスティック型のステープラー「スティッキールステープラー」とスティッキールはさみ」をご紹介させていただいたが、他にもトランスフォームする商品はいくつもある。

レイメイ藤井 ハサミ ペンカット グリーン SH601M

 私がペンケースに入れて持ち歩いているのが、「ペンカット」というはさみ。ペンのような形状をしたはさみだが、握り部分のレバーをスライドすると指を入れるプラスチックのパーツがシュッと飛び出してくる。ささやかなトランスフォームだが、切れ味も含めて優れている商品だ。

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 これも随分前に購入して使っているiPad用のワイヤレスキーボード「iBUFFALO Bluetooth(R) 3.0対応 折りたたみキーボード」だが、キングジムのポメラと同じキーボードを使っていて打ちやすい。打ちやすい以前にカチャカチャと広げるとキーボードになるというあたりが、トランスフォーム好きの心をとらえるのだろう。

 最近では新しいポメラを使っているので使う機会が少なくなったが、自宅でiPadを使って長いメモを打つ時などには家族で重宝している道具だ。

「コンパクト+遊び心」に惹かれてしまう

 軽量コンパクトな道具というのは持運びに便利で重宝するが、ただそれだけでは購入にまで至らないことがある。それはたぶん、軽量コンパクトというだけで新しいものを購入するなら、今の道具をもう少し工夫して使ってみようかなと思ってしまうからだろう。もったいないと思う心は「買い替え」には敏感に反応してしまう。

 それよりも「軽量コンパクトでで遊び心もプラスされている」という商品があると、すでに持っている文房具類であっても買い求めてしまうことがある。そんな時には「買い替えじゃなくて、職場にも家にも一つずつあれば便利だし」というような自己弁護も生まれてしまう。

 遊び心のある商品だと多少使いにくい部分があったとしても、「でも便利だし面白いし」ということで許せてしまうこともある。デザインは商品価値を高める大切な要素だが、遊び心もまた商品価値を高める大切な要素なんだなと思う。