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見ているだけでも楽しいコンパクトな防災用品あれこれ

 東日本大震災から5年。震災を契機として、防災用品も各家庭や職場でそれまで以上にきちんと揃えるようになった。我が家でも非常持ち出し袋をはじめとして、数日分の非常食や水などもきちんと揃えなおした。

 5年が経つとそういった防災用品も更改の時期がやってくるが、防災グッズもかなりコンパクト化が進んでいるようだ。

コンパクトな防災グッズ

 5年前は東京でも大勢の帰宅困難者が出てしまい、私も帰宅できない社員のために寝袋や毛布を会議室に用意したことを思い出す。それまでの防災グッズといえば少々かさばるのが難点だったが、自宅や職場でも収納に困らないように軽量コンパクトなグッズが発売されている。

■携帯用ヘルメット

A4シェルター・タフ

 この商品は小学生のランドセルにも入るという、コンパクトな携帯用ヘルメット「A4シェルター・タフ」。見た目は書類を入れるプラスチックケースのような形状だが、パカッと開くとヘルメットに早変わりするという商品だ。

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 耐久性は大丈夫かなと気になるところだが、通常のヘルメットと同じくらいの強度があるようだ。自宅でも装備するのに良いかもしれない。小さなライトが装着できるというのも便利だ。 

■非常用防災灯

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 この小さな電池のような商品は「非常用防災灯 みずほたる」という商品。災害が夜に発生したときのために懐中電灯やヘッドランプを用意する必要があるが、電池の寿命を気にしなければならないのが難点だ。いざというときに電池切れでしたというのでは心もとない。

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 このライトは少量の水で発電するらしく、例えばぺろっとなめて唾液をつけるだけでもライトが灯るという商品だ。これならいざというときにすぐに使えて便利だし、何よりもコンパクトなのが良いなと思う。

■非常持出セット

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 本棚にちょこんと置いておけるようなセットもある。こちらは「非常持出セット15点セット・本棚に入るA4サイズ」という商品。パソコンソフトのパッケージと同じくらいの大きさで、中にはペットボトルの水や防災シートなどのグッズが入っている。

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 机の引き出しにも入れておけるので、一人一つずつ装備していても良いだろう。自宅であれば本棚や収納庫の隅に置いておけるので、災害用として場所をとらずに保存しておくことができるだろう。

普段使いのものを活用するという方法もある

 今回ご紹介した商品のように、コンパクトな防災グッズが商品として発売されてきている。文房具メーカーのキングジムなどでもオフィス用の防災グッズを販売するなど、日頃の備えとしてとても便利だと思う。

 しかし、防災用として新たに購入するだけではなく、普段使っているものを災害時にも活用するという方法も考えておきたい。

 例えば、登山やキャンプなどアウトドアを楽しむ趣味があるかたなら、お湯を沸かすバーナーやテントなどはそのまま防災用として使えるだろうし、携帯用のトイレや食料もそのまま使えるだろう。また、登山で使う水タンクや燃料などは、まさにそのまま防災グッズとなる。

 それを常にザックに入れておいて、いざというときにはすぐに取り出せるようにしておけば、それがそのまま防災用品として活用できることになる。

 日頃から道具の手入れを行い使いこなしておくことで、わざわざ防災グッズを購入する必要はなくなるし、いざというときにはすぐに使えるというメリットもある。日頃からのまめな整理整頓や道具の手入れは、いざという時に身を守ってくれると思う。

モノづくりは身を助ける

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 最近ではナイフやカッターナイフを使って鉛筆を削ることがなくなってきたので、刃物を使いこなせる子どもたちが減ってきた。私が子どもの頃は肥後の神という小型ナイフを持ち歩いていて、木に絡みついたツタを切ったり小枝を削って道具にしたりしていたものだ。

 もちろん危険だという理由でナイフを子どもに持たせないことは大切だし、防犯上も重要なことだと思う。

 そのかわりに、大人が子ども達に対してしっかりとナイフの使い方を教えるということもまた大切なことではないかと思う。同時に、たき火などの火の扱いについても教えてあげたい。

 ナイフで道具を作り、たき火で熱源を得ることができる技術というのは、いざというときに身を守ることのできるスキルだと思う。どうやって安全に道具を使えばよいのかや活用の方法などを教えることで、防災意識と防犯意識が高まると思うのだがいかがだろうか。