先日、5年ぶりに買い換えたキングジムの「ポメラ」。文章作成専門のアイテムだが、集中して文章を作成することができるところが良い。
久しぶりに買い換えたのだが、以前使っていた機種と比較すると驚くほど便利な機能がいろいろと備わっていた。「ブロガーには最適なアイテムだ」とご紹介したが、私が最も便利だなと思ったのがBluetooth機能だった。これは思った以上に使える機能だ。
ファイル交換がBluetoothで行える
「ポメラ DM100 」の新機能として特筆すべきなのは、やはりBluetoothでPCと接続できることだろう。以前の機種はUSBケーブルで接続していたが、新機種ではケーブルをいちいち接続する必要がない。
最初に接続を行うための設定が必要となるが、それさえ済ませておけば以後は簡単な操作でPCにファイルを転送することができる。日々文章を打ってはブログにアップするのであれば、この手軽さはとても重宝だ。
Bluetooth接続完了後にMacの上段にあるBluetoothマークをクリックし、「DM100→デバイス上のファイルをブラウズ」を選ぶと、ポメラ内に保存されたファイルを参照することができる。必要なファイルをクリックして画面上にドロップするだけで、作成したテキストファイルが保存されるので極めて簡単だ。
USBケーブルを持ち歩く必要もなくなるので、MacBook Airの「軽くて持ち歩くのに便利」という利点もそのまま活かすことができる。
なお、初期のBluetooth接続の手順や接続後のファイル参照方法に関しては、以下のサイトを参考にした。(Macとの接続)
FlashAirもEvernoteも不要!ポメラDM100とMacをBluetoothで連携! | ダーフク.com
スマホなどのキーボードとして使える
「文章を打つためのアイテム」だとご紹介したが、スマホやiPadなどのキーボードとしてもBluetooth接続で使用することができる。キーボードの打ち易さに定評のあるポメラだけに、この機能も非常に便利だ。
手順もBluetooth接続の際に、ポメラ側で「キーボードとして接続」を選んで初期認証を行っておけば、以降はワンタッチで当該のスマホのキーボードとして利用することができる。
最近ではどの職場でもPC環境のセキュリティーが厳しくなってきていると思うが、私の職場でもUSB接続でファイルを落とすことができないように設定されている。
そのため、移動中にポメラでメモをしたファイルを、職場のPCで使用できないということになってしまう。長い文章であれば、ファイルを作成してからスマホに転送しメールで送るという方法もあるが、短い文章であればメール本文で文章を作成して会社のアドレス宛にそのまま送る方が簡単で良い。
ちょっと思いついたことや議事録などをメール本文に打ち、そのまま会社のアドレスに送信する。会社ではメールを開いて、ワードやメモ帳にコピーアンドペーストするだけと簡単だ。
ファイル転送ができないPC環境の時には、こういった使い方が重宝する。
機械に頼り切らないことも大切
今回購入した機種は、英和辞典や国語辞典などの辞書機能も搭載されている。また、カレンダー機能などもあっていろいろな使い方ができるように進化していた。便利にはなったものの、実際に使っているのはひたすら文字を入力する作業だけなので、ある意味では宝の持ち腐れなのかもしれない。
こういった機器を使い始めると、とかく作業のすべてをひとつの機器で完結したくなってしまう。もちろん、使いこなすということは大切だし、せっかく買った道具なら便利に使いたいというのも間違いではない。
しかし、手帳に手書きすれば簡単に済むこともあるだろうし、自分以外の人にメモとして渡すものであれば手書きでも十分だということの方が多い。私もついついスマホでスケジュール管理やいろいろなことを行ってしまうが、以前記事としてご紹介したとおり「3GBを超えてむちゃくちゃ速度が遅くなった」という事態になると、せっかくのスマホ管理も全く役に立たなくなってしまう。
大切なのは機械に頼り切ることなく、TPOに合わせてアナログかデジタルかを使い分けるということなんだろう。自戒の念込めてそう心がけることにしたい。